2011/03/06
ユルツィガー・シュヴァルツライ リースリング トロッケン 2008(ブラインドテイスティング:外す)
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)ユニ・ブラン70%、コロンバール30%(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・ガスコーニュ:09)\1149
(3)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(4)グルナッシュ・ブラン、ブール・ブーラン、クレレット、ルーサンヌ(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:08)\1098
(5)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ほぼ無色の、グレーっぽいレモンイエロー。
わずかに色味がついている程度で、日本酒くらいの色調。
輝きは強め。
粘性は弱めで、サラッとしている。
【香り】
梨。
柑橘系。
白い花。
香りは弱めだが、上品で繊細な印象。
グラスを回すと、柑橘系の香りが強くなって、さらに酵母の印象が出てくる。
クリーム系の印象もある。
【味わい】
残糖を多めに感じる、中辛口。
ボディは軽いが、水っぽさは無い。
穏やかで、優しい、フルーツ感の強いアタック。
アルコールがやや浮いた印象があり、あと味にアルコールの香りが残る。
あと味はスッキリしていて、かすかな苦みがある。
余韻は細めで少し続く。
【判定】
ほぼ無色の外観からは、日本のワインが候補。
ただ、甲州じゃなくて、シャルドネなので、他の候補も残る。
香りは、上品なフルーツ感で、甲州のイメージ。
ただ、柑橘系だけではなく、もう少し熟した果実も混ざっている。
シャルドネっぽくは無いが、外れてもいない。
味わいは、ライトで上品な、甲州テイストの軽さ。
最近の美味しい日本のワインって感じ。
アルコールがちょっと浮き気味なのも、日本っぽい。
他に可能性があるとしたら、ユニ・ブランとコロンバール。
ただ、極端にライトで端正なまとまりなので、ヨーロッパで作られたワインとは思えない。
和食をイメージして造られている印象。
ファイナルアンサーで、日本のシャルドネ
で、ブー!
ええっ、リースリング!?
【総評】
ユルツィガー・シュヴァルツライ リースリング トロッケン 2008
Urziger Schwarzlay Riesling Trocken 2008
ドイツ:モーゼル地区:QbA
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:リースリング
リカーランドトップで、1120円で購入。
これは完全に日本のワインかと思ってました。
ドイツのリースリング飲むのは久しぶりだけど、これはまたかなり印象が違いますね。
まず、ペトロール香がまったく無い・・・
と思ったら、よくよく嗅ぐと、かすかに感じます。
ただ、梨っぽいというか、オレンジっぽいというか、甘い果実の印象が、リースリングっぽい無いんですよね。
軽くて少し甘いのですが、バランスが良くて、クリーンな味わいなので、あまり気になりません。
ドイツワインは和食に合うと良く言われますが、このワインは特に和食に良く合いそうです。
軽い飲み口と、控え目な上品な香り、それに一番のポイントは、ほんのりとある甘さですね。
やっぱり和食には少し甘いお酒の方が良く合います。
カミさんに価格感を聞いてみたら、1580円。
ドイツワインだから高いかと思ったとのこと。
味の感想は、甘くて、辛い、だそうです。
確かに最初のアタックは甘いのですが、後味は辛めですね。
和食に合いそうという意見は同じでした。
今日の晩ご飯はサワラの味噌焼き。
これは結構合うかなと思っていましたが、塩辛さがちょっと合いませんでしたね。
ホウレンソウのおひたしと、がんもどきは良く合いました。
ちょっと甘さのある方が合いますね。
なかなか良いワインだと思いますね。
特に和食に合わせやすいという点は、このワインの特長だと思います。
ちょっと甲州ワインにも似た、控え目で和風な感じが、日本人に良く合いそうな気がします。
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