2011/03/05

カンプリアーノ キャンティー・コッリ・セネージ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)グルナッシュ60% シラー30% ムールヴェードル10%(仏:ローヌ地方:AOCコトー・デュ・トリカスタン:08)\1680
(2)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(3)サンジョヴェーゼ85%、カナイオーロ・ネッロ10%、マルヴァジア・ネラ5%(伊:トスカーナ州:DOCGキアンティ・コッリ・セネージ:08)\1250
(4)シラー、ムールヴェードル、グルナッシュ、カリニャン、サンソー(仏:ラングドック・ルーション地方:AOCミネルヴォワ:08)\1080
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カンプリアーノ キャンティー・コッリ・セネージ 2008【外観】
深い透明感を持った、濃いガーネット。
フチが鮮やかなルージュで、若さを感じる、
濃い色調ながら、わずかに透明感があり、底が何となく見える。
ディスクは薄く、フチぎりぎりまで黒い。
粘性は強め。

【香り】
ブルーベリージャムのような甘い香り。
果実香主体。
濃い果実香。
シナモンのようなスパイス。
グラスを回すとグリーン系のスパイスが出てくるが、果実香が主体。
フレッシュで、フルーツ感が強い。

【味わい】
残糖をかすかに感じるセック。
ミディアムから、フルボディ。
フレッシュだが、ドライで辛口なアタック。
酸味は強めで、やや尖ってる。
タンニンも強く、舌全体が乾くような印象。
あと味はドライで、渋味が強く残り、乾く。
余韻は短い。

【判定】
濃く若い印象からは、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン。
ミネルヴォワも候補。

香りは濃厚なフルーツ香が中心でニューワールドタイプ。
スモーキーなグリーン香もあり、やはりカベルネ・ソーヴィニヨンが候補。

味わいはかなりのタンニン。
しっかりした品種で、強いボディ。
洗練されてない感じもニューワールドっぽい。

ミネルヴォワの可能性を検討するが、あまりに香りも味わいもカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

何と、サンジョヴェーゼでした。

【総評】
カンプリアーノ キャンティー・コッリ・セネージ 2008
CAMPRIANO CHIANTI COLLI SENESI 2008

イタリア:トスカーナ州:DOCGキアンティ・コッリ・セネージ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

リカーランドトップで、1250円で購入。

このワイン、ラベルの印象と全然違う・・・

シンプルなラベルデザインからは、もっとクラシックな軽くて、深みのあるワインを期待していたのですが、まったくもってニューワールド。

香りもあれこれ混ざってる感じで、ちょっと香料っぽい。

サンジョヴェーゼの個性が、厚化粧ですっかり消されてるような気がします。
(当たらなかった言い訳・・・)

樽の影響なのか、スモーク臭が強くなってきて、ちょっと鼻につきます。

う~ん、飲めば飲むほど、これは苦手なタイプ?
ちょっと人工的な印象を受けてしまいますね。

カミさんに値段を聞いたら、780円。
安い印象だけど、そこそこ美味しいみたい。

今日の晩ご飯は鶏肉のトマト煮込みだったのですが、これは良く合いました。
ガーリックトーストにも良く合います。

キアンティって感じじゃないですね、ニューワールドの、がぶ飲みタイプのワインみたい。

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