酸化防止剤無添加のおいしいワイン。
ほんのりやわらか白
日本:輸入ぶどう果汁使用
アルコール度:11%
ぶどう品種:不明
グルメシティで、398円で購入。
【外観】
ほとんど無色に近い、淡いレモンイエロー。
濃い目の日本酒くらいの色調。
グレーにほんのり黄色。
フチに小さな気泡が少し見られる。
粘性は中庸。
【香り】
日本酒のような酵母の香り。
コクのあるオリの印象。
わずかにナシのような果実香。
アルコールの印象とあいまって、粕漬けのような感じ。
香りは弱めだが、少し鼻をつく刺々しさがある。
昔ながらの日本のワインって印象。
【味わい】
残糖を多くふくんだ、やや甘口。
酸味はしっかりしていて、甘さとバランスをとっている。
軽いバランスで、後味に少し柑橘系のフルーツの印象が残る。
苦味などは少なく、素直で大人しい印象。
アルコール度は低い。
最初のアタックで甘さと酸味が同時にきて、そこで終わる、って感じ。
口の先の方だけで完結するワイン。
余韻なし。
【総評】
最近はすっかり甘口は人気がありませんが、和食に合わせるには少し甘いくらいの方が良かったりします。
このワインも家庭の和食をイメージしてるみたいで、日本酒に置き換わろうとしてる感じをうけます。
甘さの感じとかが、日本酒っぽい。
でもフルーティさがあって、アルコール度が低いので、若い人には受け入れられるのではないでしょうか。
ナスを炒めて味噌であえた惣菜にもばっちり。
甘さが味噌に合いますね。
サンマの竜田揚げにも合わせてみました。
青魚とワインって結構合わないんですが、これもやっぱり生臭さを抑えきれませんでした。
ちょっと弱いんですね。
というか味わいが繊細なので、強い香りに負ける感じ。
それを考えると、意外と合わせる食事の幅って狭いのかも。
たとえば日本酒に合うカツオのたたきも、このワインだと負けてしまいますね。
煮物とか漬け物とかおひたしとか、軽い和食に合いそうです。
ダメもとで明太子に合わせてみましたが、やっぱり合いません。
微妙な味わいが口に広がります。
これが焼酎だと不思議なもので、明太子の旨みがジワッと膨らむんですよね。
やっぱり和食にお酒を合わせたい人は、日本酒か焼酎にいきますね。
そうなるとこのワインはどこに活路を見出せばいいのでしょう。
個人的な感想では、洋食向きじゃないんですよね。
味噌にはよく合います。
よく合いそうなのは野菜、それに味噌といえば・・・
もろきゅう?
野菜スティックに、和風ソースだとよく合いそうです。
そうですね、やっぱり野菜ですね。
女性で、野菜中心の食事をしている人だと合わせやすいかもしれません。
お肉だと、鶏のささみくらいがいいですね。
バンバンジーなんて合うかも。
ちょっとピリ辛のタレでも、甘さがフォローしてくれそうです。
なんというか、甘いワインなんですが、繊細なバランスでまとまっていて、センスの良さを感じさせます。
ウイスキーを見事に復活させたサントリーですから、甘いワインも流行らせるかもしれませんね。
多分、カミさんの評価は悪いと思いますが、個人的にはリピートしそうなワインです。
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サントリー 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。(白) 税込 504 円 送料別
※サイトより印象
本来、ワインは酸化しやすいために、ワインの故郷であるヨーロッパでも昔から酸化防止剤を使ってきました。
けれども、この酸化防止剤が気になるという声があるのは事実です。
そこで酸化防止剤無添加ワインをつくることに決めました。
同じような商品が、いまの世の中にはたくさんあります。サントリーは考えました。
「酸化防止剤無添加」という機能性は大切にしながらも、こうしたワインを飲まれている皆さんにおいしいと喜んでいただける味を目指そう。
家庭でのいつもの食事によくあうのは、言うまでもありません。ほんのりと、ゆったりと、くつろぎの時間のそばに寄り添うワインになりたいのです。
今日のこの時を、ちょっと明るくしていきます。
みずみずしい香りとさわやかな甘さが特長です。
2 件のコメント:
素晴らしいレビューですね。
具体的で的確で、飲む前に知りたいこと以上の情報が手に入り、たいへん参考になりました。
ありがとうございました。
コメントありがとうございました。
ワインって生産年で造り方なども変わってしまうので、2年前のレビューと、今売っているものはちょっと違っているかもしれませんね。
かなり個人的な感想なので、どこまで参考になるか分かりませんが、少しでもお役に立てれば幸いです。
今後もご贔屓によろしくお願いします。
(*⌒―⌒*)
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