・シャルドネ、ヴィオニエ(フランス:ヴァン・ド・ペイ・ラ・シテ・ド・カルカソンヌ:08プリムール)\980
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:08プリムール)\980
・ユニ・ブラン、コロンバール(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ジェール:NV)\858
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
とても淡い外観。
ほとんどグレーで、ほんのりベージュっぽい色調。
小さな気泡が少し見られる。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。
ディスクも厚めに見え、輝きも強い。
【香り】
柑橘系。
もも。
スモモ。
パイナップル。
さまざまなフルーツの香りが混ざっている印象。
グラスを回すとシロップ漬けのような甘い印象になる。
ミントが少しと、炭酸の印象?
【味わい】
すっきりした辛口。
香りの印象とはかなり違ってきりりと辛い。
酸味も強く、飲み終わってからも酸味が残るジューシーな後味。
ボディは平らで筋肉質って感じ。
アルコール度も強そう。
【判定】
まず外観がとても特徴がある。
ほぼグレーなのに、ベージュっぽい。
というかピンクを一滴落としたような感じ。
外観からは新酒の印象は無い。
香りはフルーツ主体。
柑橘系から南国系まで揃ったイメージ。
シロップのような感じやミントっぽい感じもあって全体にはフルーツケーキのような甘い印象を感じる。
新酒を外すと、ピア・ドールとイタリア。
でも何となくイタリアっぽい。
少し時間が経つと何となくあとからつけたような香料くさい感じに変わってくる。
アルコールに香料をたらしたようなイメージ。
なんだかあんまりいいワインじゃないな、これは。
飲み口は辛さが強く残糖をあまり感じないが、アルコールの印象が強い分、甘さを感じる。
このそっけない飲み口はなんともイタリアっぽい。
でもこのイタリアワインは結構期待してたので、この味わいだとちょっと残念?
そうなるとピア・ドールに押し付けるか。
この味わいは、アルコールの印象が強く出る、ユニ・ブランやコロンバールかもね。
蒸留酒っぽいとでもいうか。
ファイナルアンサーで、ユニ・ブラン、コロンバール
で、ブー!
なんと、シャルドネ、ヴィオニエのプリムール。
ピア・ドールさんごめんなさい!
【総評】
ドメーヌ・リヴォワール シャルドネ、ヴィオニエ プリムール2008
DOMAINE RIVOIRE CHARDONNAY VIOGNIER PRIMEUR 2008
フランス:ヴァン・ド・ペイ・ラ・シテ・ド・カルカソンヌ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ、ヴィオニエ
町田の蔵家さんで、980円で購入。
赤の新酒は独特な芳香がありますが、白って分かりにくいですよね。
あらためて嗅いでみると、最初に感じる炭酸のようなイメージが新酒っぽいのかも。
あとはきちんと馴染んでいないような香りかな。
ちょっと浮いてるというか、付け足したような、というか。
不思議なもので、新酒と分かったら美味しくなってきました。
若いんだから大目に見てやれ、って感じなんでしょうか。
辛口なのに、まろやかで柔らかい口当たりも悪くありません。
酸味が少し弱くてダルい印象がありますが、それもまろやかさに貢献してるみたいです。
やはり香りも飲み口も、炭酸の印象が強いですね。
これが新酒の特徴だな、きっと。
これで次は間違えないでしょう、もうバッチリです。
というか、新酒だと分かってしまうと、それ以外に考えられない味わいですね。
なんで外したの?ってくらいです。
品種の特徴としては、シャルドネの印象は強く感じますが、ヴィオニエの印象が少し弱い?
ヴィオニエはブラインドで良く外しますからね、ただ特徴をつかんでいないだけかも。
このワイン、悪くは無いのですが、新酒らしいフレッシュさがちょっと弱いですかね~。
と、最後の1杯で何となく分かったんですけど、これ新酒じゃなければ美味しいんでしょうね、きっと。
気が抜けて炭酸の影響が少なくなってからが本領発揮って感じです。
知的で論理的な、整然とした印象がベースにあります。
この生産者はいいワインを造るんだろうな、という感じがしますね~。
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http://www.rakuten.co.jp/wineuki/830280/830282/#878520
※サイトより引用
生き生きとした新鮮な酸味と黄色いくだものの果実味が、心地よいハーモニーを醸し出します。この南仏ワインは、密度のある繊細な飲み心地のよいワインで、優雅で快適なひとときを楽しませてくれます。
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