・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペルヴァレー:07)\1407
・パレラーダ(スペイン:ペネデスDO:07)\1180
・シャルドネ、ヴィオニエ(フランス:ヴァン・ド・ペイ・ラ・シテ・ド・カルカソンヌ:08プリムール)\980
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
中庸な黄色。
ややベージュがかっている。
輝きがあり、粘性は中くらい。
【香り】
柑橘系のフルーツ。
ちょっとケミカルなセメダインのような匂い。
炭酸の印象もある。
【味わい】
やや炭酸を含んでいる。
ちょっと過熟した印象。
酸味が強く収斂性がある。
少し荒っぽい飲み口。
【判定】
ベージュがかった色合いから考えると、やや熟したものと思われるが、みな生産年は若い。
香りは柑橘系とケミカル。
ケミカル臭が強いのは新酒の一つの特徴でもある。
フルーツの印象はシャルドネっぽい、煙っぽさがある。
飲み口は少し炭酸を含んだ感じが新酒っぽい。
新酒の2本のうちでどちらかとなると、ヴィオニエがはいった方のヴァン・ヌーボーの方がそれっぽいかな。
ベージュっぽい色調も南の方の特徴だろう、きっと。
ファイナルアンサーで、シャルドネ、ヴィオニエ
で、ブー
マコンヴィラージュのヌーボーでした。
【総評】
ジャン・ピエール・ティセードルフ・マコン・ヴィラージュヌーヴォー 2008
Jean-Pierre TEISSEDRE Macon-Villages Nouveau 2008
フランス:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ
町田の蔵家さんで、3180円で購入。
ネタバレしてみると、ああ確かにシャルドネの新酒ってこんなだったって感じです。
第一印象はちょっと安いかなと思ってヴァン・ヌーボーの方にしたのですが、決して悪いワインじゃないですね。
マコンってやはりちょっと南なので、ブルゴーニュの印象よりはローヌのに近い感じ?
位置関係でいくと、マコン→ボージョレ→リヨン→コート・ロティ→コンドリューと南下していきますね。
※日本ソムリエ協会教本より引用
ブルゴーニュ地方の南に位置し、ブルゴーニュの白ワインの半分近くを産出し、石灰岩質のもと、シャルドネ種が良く合い、コストパフォーマンスの高い、さわやかでフルーティな白ワイン、またはガメイ種からは口当たりの軽やかな赤ワインが造られている。
マコン・ヴィラージュは白のみですが、マコンACの区分では赤もロゼもあります。
メジャーなAOCはプイイ・フュイッセがありますね。
これもマコネ地区です。
ヴィレ・クレッセ、サン・ヴェラン、プイイ・フュイッセ、プイイ・ロッシェ、プイイ・ヴァンゼルのAOCはすべて白のみ認可されてます。
以上、マコネ地区の復習でした。
このワイン、飲み進むにつれて良くなってきました。
いろいろな香りが隠れていて、時間や温度で表情を変えていきます。
新酒ならではの、揮発性の高いセメダインみたいな香りと、シロップや蜜のような甘い香り、グリーン系のスパイス、香りの厚みと複雑さがなかなか秀逸です。
飲み口も後味がとてもすっきりしていて、全体にクールでクリーンなんですが、アルコール度は13%と高いんですよね。
ちょっと独特なフルーツ香があるなと思っていたら、ミカンのような印象がありますね。
しかも温州みかん。
それがとても爽やかさを出しています。
蔵家さん直輸入みたいなので直接お問い合わせください。
http://www.kura-ya.com/2008/08/2008_1.html
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