2008/06/21

ヨハン シュトラウス ワイン 2002(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:カサブランカ-クリコ・ヴァレー)\1300
・グリューナー、フェルトリーナー(オーストリー)\1239
・リースリング・リオン(日本:岩手県花巻市)\1007
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヨハン シュトラウス ワイン 2002 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色。
やや色味が強い。
ちょっとグリーンっぽい。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
ややエグミのある、厚みのある果実香。
カリンくらいか。
スモーキーで、ミネラルの印象が強い。
ソーヴィニヨン・ブランとかリースリングのイメージ。
少しヴァニラ。

【味わい】
ちょっと水っぽい軽さ。
酸味は割としっかりしていて、ちょっとアルコールのニュアンスがある。
かなりセックで、甘い印象は少ない。
余韻は少しある感じ。

【判定】
色味が強い感じでいくと、チリとかが怪しいか。
でもサラッとしているので、日本あるいはオーストリーかもしれない。

香りは、ミネラルの印象が強く、そこにスモーキーなグリーンっぽさがある。
ソーヴィニヨン・ブランとも取れるような、リースリングとも取れるような、微妙な感じ。

味わいは、ちょっと水っぽい。
この段階で、シャルドネは消えるが、ソーヴィニヨン・ブランもちょっと違うかな。
リースリング・リオンという耳慣れない品種がかなり怪しいか。
水っぽい口当たりと、少しアルコールを感じさせるところは、日本のワインって感じ?

15年以上前に岩手で飲んだエーデルワインは、とてもフレッシュでフルーティだったけど、最近の辛口ブームで方向性が変わったんだなきっと。

ファイナルアンサーで、リースリング・リオン
で、ブー

なんと、オーストリーのグリューナー、フェルトリーナーでした。

【総評】
ヨハン シュトラウス ワイン 2002
Johann Strauss Wein 2003

オーストリー:
アルコール度:12%
ブドウ品種:グリューナー、フェルトリーナー

リカーランドトップで、1239円で購入。

ペトロール香にちかい、ミネラルの印象と、独特なグリーンっぽいハーブのような香りが特徴的ですね。
リースリングとソーヴィニヨン・ブランを混ぜたような感じ?

以前のコメントを読み返してみると、やはり同じ事が書いてありました。
オーストリーのグリューナー、フェルトリーナーの特徴は、リースリングとソーヴィニヨン・ブランの中間くらいの印象ってところでしょうか。
もうひとつ特徴としては、ちょっととろみのある果実味かな。

最初は水っぽくてドライでアルコールの味のするワインだと思ってましたが、時間とともに、まろやかさが出てきました。

後味に塩味が残る感じなのでドライな印象と思ってましたが、最初のアタックはほんのり甘さを感じます。

ドイツワインっぽさもありますが、まろやかで滑らかな感じが違うんですね、きっと。

このワイン、最初はあまり良い印象ではありませんでしたが、だんだん良くなってきました。

パスタとかチーズに合わせてちょっと気になるのは、塩味が強いことかな。
料理の塩味とケンカします。

以前のんだオーストリーのワインも合わせる料理のイメージが沸かなかったのですが、今回もやっぱり難しい。

オーストリーの料理って言われてもすぐにイメージがわかないのですが、郷土の料理には合うのかな?

飲み進むと酸がシャープなキリっとした印象が強くなってきました。
でも香りがやや重いので、全体的な印象としては爽やかでは無いんですよね。

ドイツワインとフランスワインの間、みたいな感じですね、オーストリーのワインって。

個性を尊重して、おすすめです。

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