2007/12/03

ヴァン・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ ヴィニュロン・ド・カルナス 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039
・グルナッシュ60% メルロー40%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780
・マルベック(サンタ・アナ・マルベック)\698
・シラー50%、カベルネ・ソーヴィニョン50%(ヴァン・ヌーボー ヴィニュロン・ド・カルナス)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴァン・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ ヴィニュロン・ド・カルナス 2007 ボトル ラベル
【外観】
明るく透明度の高い外観。
マゼンタのようなピンクがかった紫色を帯びている。
粘性はそこそこあるが、脚はすーっと早く落ちる。
少し炭酸を含んでいるようで、フチに気泡が現れる。

【香り】
独特のマセラシオン・カルボニックの香り。
なんというのか、フローラルでやや炭酸っぽいというか。
いわゆる新酒の香りだが、ボージョレとは違い、少しスパイスの印象がある。
グラスを回しても香りの印象はそれほど変わらず、だんだん香りが飛んでいく感じ。

【味わい】
フレッシュで酸味がシャープな口あたり。
余韻はほとんど無く、すぐ消える。
ほんのり塩味のような印象が残るが、基本的にはとても切れのいい後味。
タンニンはほとんど感じられないが、甘さはほとんどなく、かなりセックな味わい。

【判定】
外観のピンクっぽい色調。
マセラシオン・カルボニックの香り。
タンニンのほとんど無いシャープで酸味のたった味わい。
どれをとっても、ヌーボー以外には考えられない。

ファイナルアンサーで、ヴァン・ヌーボー
で、ピンポン

シラーのヌーボー、そのまんまって感じのワインですね。

【総評】
Vin Primeur Vignerons de Carnas 2007
ヴァン・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ ヴィニュロン・ド・カルナス 2007

マセラシオン・カルボニックはすべての品種の個性を覆い隠す、って言われてますが、まさにその通りで、誰が飲んでもヌーボーっていう香りと味わいがあります。
でもボージョレと比べてみると、微妙に品種の個性が残ってるんですよね。
ガメイの繊細なバランスに比べると、シラーは個性を主張せずにはいられない強さがあります。
こればっかりは好みの問題なんでしょうが、マセラシオン・カルボニックと相性がいいのは、やはりガメイじゃないかなー、って気もします。
でもこのワインはとてもよく出来ていて、とてもおいしい。
人によってはボージョレよりおいしく感じるのではないでしょうか。
ヌーボーながらメリハリがあり、スパイスの印象がアクセントになっています。
フルーティでありながらドライな味わいも、スッキリとよくまとまっていて、とても飲み口が良いです。
ライトボディなので、あわせる料理もそれほど気を使わなくていいし、この季節おすすめな一本ですね。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/winekan/103630/106187/1814034/

※サイトより引用
非常にしっかりした果実味、そして適度な酸味は、かなり本格的に造っている感じがします。
通常、新酒はマセラシオン・カルボニック製法で造られるのが大半なのですが、このワインもそうなのかな???
それにしては、かなり本格的な赤ワインの味わいです。
といっても、タンニンはまろやかで、非常にフレッシュですよ!
気になるのが、このセパージュ(品種)です!!!
なんとシラー50%、カベルネ・ソーヴィニョン50%なんです!
これって、オーストラリアに似たブレンドですよね!
ちょっと意識してるのかな???それはわかりません・・・
このブレンドが、新酒にもかかわらず、ワインを複雑にしているような気がします。軽やかな果実味なのですが、どこかこのワインは、通常のヴァン・ヌーヴォーとは違う味わいがあります。『新酒』をいろいろ試されるなら、このワインも是非、一緒に飲み比べていただきたいです!


確かにこのワインがマセラシオン・カルボニックで作られているかどうかは不明ですね。
もし違ったら私のコメントはいったい・・・

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