・シャルドネ(ムルソー)\4180
・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フィッセ)\1880
・ルーサンヌ、クレーレット、ヴィオニエブール・ブラン、グルナッシュ・ブラン(ローヌ:ギガル)\1380
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインド・テイスティング。
【外観】
やや濃い黄色で、すこしオレンジがかっている。
輝きも強く、ディスクも厚めで、粘性も強い。
この段階ではムルソーが有力か。
【香り】
トロピカルフルーツのような南国系のフルーツ香。
クリームっぽい、ヴァニラを含んだ甘い香りもある。
少し時間がたつと、スモーキーなグリーンの印象が顔を出す。
この取り合わせは完全にソーヴィニヨン・ブラン。
【味わい】
酸味がしっかりとしているが、やや抵抗感のある、重さを感じるのみ口。
ボディのふくらみはあまり無いので、シャルドネは外れる。
ただ、プイィ・フュメの印象でも無い。
エグみのある果実のような印象はグルナッシュで良くあるパターン?
舌に乗せたときの印象もやや安さを感じる。
【判定】
外観ではムルソーかと思ったが、香りではプイィ・フュメ。
でも飲んだ感じはグルナッシュ?
とにかく樽の影響が悪い方向にひっぱっているので、品種の個性がやや消されている印象を受ける。
トータルではやや南の印象を感じるのでグルナッシュかなー。
ファイナルアンサーで、コート・デュ・ローヌ
で、ブー
えー、プイィ・フュメでした。
【総評】
キュベ・プレジール プイィ・フュメ2006
CUVEE PLAISIR POILLY-FUME 2006
フランス:ロワール地方:プイィ・フュメAC
アルコール度:12.5%
町田の蔵家さんで、1880円で購入。
最近プイィ・フュメに当たりが多かったので期待していた一本でしたが、ちょっと残念なワインでした。
樽の影響が強すぎるんですよね。
時間がたつと、クリームやヴァニラの香りが強くなり、鼻につく感じになってきました。
ちょっと人工的な、後付けの印象を受けてしまいます。
決してまずいワインでは無いんですけどねー、気になるところがちょっと多いでしょうか。
基本的にはいいのに、もったいない、って感じ。
スモークチキンとか、ナッツとか入ると、フルーツの印象が際立って、樽の悪い影響は少なくなります。
ただ後味の苦味が少し強調される感じでしょうか。
樽の影響が強いとは言いながらも、悪くないんですよね、このワイン。
食べ物が入るとネクターっぽい、とろっとした果実の印象の飲み口が強くなります。
好みの問題になってしまいますが、我が家的にはあえてリピートしたくなるワインでは無いですね。
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