シャトー・モンタロン2005
CHATEAU MONTALON 2005
A.O.C.ボルドー・スペリュール
ブドウ品種 : メルロー90%、カベルネ・フラン10%
平均樹齢 : 35年
栽培面積 : 11ha
収量 : 51 hl/ha
熟成 : ステンレスタンクにて12ヶ月
アルコール度 : 13.5%
伊勢丹で、1300円で購入。
【外観】
少し濁っている印象で、紫色が強くピンクっぽい。
脚は多く現れるが、すーっと早く落ちるので、それほど粘性は強くない。
【香り】
まずは強いスパイス香。
青ピーマンのようなヴェジェタルな香りもふっと感じる。
香りの全体的な印象は、凛としていて背筋が伸びているような硬質なイメージ。
ミネラルっぽいというか鉱物っぽいニュアンスが凛々しさを出している。
フルーツはカシスを中心としているが、それよりもチェリー方向に広がっているような印象。
ジャムっぽさやコンポートのような甘さは無い。
【味わい】
強さが無いので、やわらかく感じるが、収斂性やタンニンはしっかりとあり、しっかりと主張している印象を受ける。
フランスらしいというか、飲みやすくしようといった印象は無い。
まろやかさや甘さは無いが、クールで、清涼感を感じる飲み口はとても良い。
飲んだときにはタンニンや収斂性を感じるが、後味はキレイに消える。
余韻はそれほど長くないが、とても良い印象を残す。
【まとめ】
価格的にはとてもお買い得感を感じるワイン。
作りに雑念が無いというか、とてもスッキリしている。
大変良いのだが、買い置き決定までいかない、なぜだろう?
人に勧めるのもちょっと躊躇してしまう。
ちょっと特徴が捉えずらいのか?
ふっと感じる神経質な印象も普段飲みにはやや重いのか?
華やかでスパイシーなシラー的印象と(シラーじゃないけど)、深遠で哲学的なカベルネ・フラン的印象が交互に現れる。
なんだろう?不思議なワインです。
輸入業者 モトックスのサイト
http://www.mottox-wine.jp/contents/new_wine/2007/09/01/index.html
2007/09/28
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