・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1500
・メルロー、カベルネ・フラン(ボルドー)\1300
・シラー(米:デリカート)\1100
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バロン・ド・レスタック)\1098
の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング
【外観】
やや濁りを感じる。
濃さは中程度で底は全然見えない。
紫色が強く、やや黒っぽさも感じる。
粘性は中適度でわりとさらっとしている。
【香り】
強いスパイスの香り。
フルーツはカシス。
動物的な印象は無く、華があって強い。
シラーの印象。
【味わい】
なめらかなアタックながら、やや渋みと収斂性を感じる。
シラーのような果実っぽい甘さをあまり感じない。
余韻もそれほど長くない。
【判定】
もう第一印象でシラー。
色合いも少し濁っていて、紫が強くて、雫にタンニンが残る感じもまさにシラー。
飲み口の印象がやや迷うところだが、他に選択肢は無い。
ファイナルアンサーで、シラー
で、ブーーー!!
なんと、メルロー・・
そう言えばこの間外で飲んだ時も、メルローをシラーと間違えました。
【総評】
飲み口は明らかにシラーっぽくない。
というかアメリカのシラーではない。
時間が経つと、だんだん動物的な印象が強くなって、スパイス香が消えてきた。
いわゆる裏切り者のワインってやつかな?
化けの皮が剥がれたって印象でもある。
最初は浮かれて騒いでいたけど、実は哲学的な人だった、みたいな。
とにかく、最初の印象がやけにシラーっぽいボルドーのメルローが多い事が判明。
飲み口で判断しないと間違えるね。
しかしこのワイン、いかにもカベルネ・フランって香りがする。
眉間にしわを寄せたような、重苦しい香り。
2007/09/28
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