・グルナッシュ主体(ヴァケイラス:ローヌ)\2190
・シラー(ローヌ、ヴィエイユ・ヴィーニュ)\1690
・カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー35%、カベルネ・フラン10%(プルミエ・コート・ド・ボルドー)\1733
・テンプラニーリョ90%、グラシアーノ、マズエロ(スペイン マルケス・デ・リスカル)\1580 B
・メルロー(ボルドー)\1790
・メルロー、マスカットべリーA(ルバイヤート)\1590
・サンジョベーゼ(プーリア V.d.T.I.G.T.)\1200
の7本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング
【外観】
濃い、落ち着いた紫
少し濁っているように感じる
粘度はそこそこ、12.5%くらいか
(正解は14%、大外れ)
【香り】
華やかな香り、花の印象
やや動物的というか、土っぽい香り
少し時間がたつと、スモーキーな香りもしてくる
【味わい】
やや甘さを感じるアタック
渋みがあり、収斂性を感じる
少し甘い後味で、余韻は短い
【判定】
やや動物的な香りと華やかさでボルドーのメルローではないか。
ただ、ルバイヤートもメルローなのでマスカットベリーAが入っているかどうか検討。
というものの何となくしっくり来ない部分のあるので、他の可能性も検討。
よく嗅ぐとスモーキーな煙たいような香りがある。
やや野暮ったさを感じる煙たさ、これはひょっとしてテンプラニーヨ?
飲み口の渋さもそれっぽい?
ファイナルアンサーで、テンプラニーヨ
で、ブー
全然イメージしてなかったシラーでした。
【反省点】
Domaine d'Andezon Cotes du Rhone Vieilles Vignes 2003
ドメーヌ ダンデゾン コート・デュ・ローヌ ヴィエイユ ヴィーニュ 2003
http://www.cadbox.co.jp/sekiya/page/sew-61748.asp?Company=sekiya&pcode=SEW-61748
※サイトより引用
ローヌの協同組合「エステザルク」。その中でも格別の評価を得ているのがこの「ドメーヌ・ダンデゾン」です。シラー100%という珍しくしかも贅沢な造りのこのワインは、ブラックベリーやカシスのアロマと、黒胡椒や丁子、ハーブ類の香りが複雑に混在しています。ボリューム感のある飲み口は、ワイン通にも満足頂いています。
http://www.tsuruyasaketen.com/newpages/14290.htm
※サイトより引用
平均樹齢60年のシラー100%から造られるコート・デュ・ローヌ。タンク発酵され、清澄処理を行わず、ノンフィルターでビン詰めされています。1992年産まで彼のシラーから造られた全てのキュヴェがギガル社に売られていましたが、現在はドメーヌワインとしてアヴィニョンの南にあるエステザルグ葡萄栽培者組合でビン詰めされています。
ワインは黒紫がかった濃いルビー色、グラスからは、スモーク肉のニュアンスを伴う完熟カシス、甘草、ほんのり黒胡椒と乾燥ハーブ、そして粘土が混じる土壌のような香りも現われてきます。口に含むと、豊潤な果実味をもつミディアムからフルボディで、完熟したタンニンを十分含み、酸度は低めで、スモーク肉のような風味を伴う熟し切ったカシス、プルーン、甘草、粘土質土壌、そしてほんのり黒胡椒の味わいが感じられます。
個人的な感想
最初の華やかな印象から、動物っぽさを感じるカシスの香り、最終的にはタバコのようなスモーク香に変化していく。
飲み口はやや甘い感じの口当たりから入り、華やかな香りが広がって、最後は収斂性のある渋みで締まる。
余韻はそれほど長くない。
シラーとしてのポイントは、ユーカリオイルのような揮発性の香りによるスパイシーさ。
今までは動物香をシラー(シラーズ)の選択肢に入れていなかったが、これからは判定の基準にならなくなってしまった。
メルローとの違いはやはり揮発性のあるスパイス香、いわゆる黒胡椒の香りになるかも。
しかも今までシラー(シラーズ)は渋みが少ないと思ってきたが、そこも違っている。
透明感は少なく、濃縮した果実香は無く、揮発性のある黒胡椒のような香りがある。
オーストラリアのシラーズとローヌのシラーの違いは動物的な香りの部分かもしれない。
口に含んだ時に、やや塩っぽさとうまみ成分のような、ちょっと佃煮のような雰囲気がある。
それも判定の基準になるかな?
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