2012/07/10

ベガ・ティエラ 赤 NV (ブラインドテイスティング:当てる)

ベガ・ティエラ 赤 NV
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(2)カベルネ・ソーヴィ二ヨン85%、メルロー15%(チリ:セントラル・ヴァレー:11)\500
(3)テンプラニーリョ、グルナッシュ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\420
(4)品種不明(チリ:地理的表示無し:NV)\398

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:落ち着いた色調の、黒っぽい濃いルビー
濃淡:やや淡い
ディスク:薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若さはあるが、やや力の無い外観

【香り】
豊かさ:鼻をつく感じ
特徴:プルーン、加熱された果実、黒蜜、ペドロヒメネスのシェリーのような印象
香りの印象:熟成感が現れている

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):かすか
酸味:しっかりしている
バランス:ライト、穏やか
タンニン分:軽い、サラッとした
アルコール度:弱め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(熟成した)

【評価】
ライトで熟成感がある、個性的な味わい

【供出温度】
15-18度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
明るめで、力の無さそうな外観からは、500円前後のワインが候補。

香りは、ペドロヒメネスのシェリー。
そうなるとスペイン。
少なくとも、カベルネ・ソーヴィニヨンではない。

チリは品種が不明だが、おそらくグローバル品種なので、これも違う。

味わいは思いのほかドライだが、軽くて、熟成感のある味わいで、伝統産地のテーブルワインの印象。
ここでもやはりスペイン。

ファイナルアンサーで、テンプラニーリョ、グルナッシュ スペイン
で、ピンポン

これは、やや痛み気味?

【総評】
ベガ・ティエラ 赤 NV
VEGA TIERRA TINTO NV

スペイン:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:11%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、グルナッシュ

びっくり酒店の通販で、6本セット2980円、1本あたり497円で購入。
単品価格は、420円。

カミさんに価格感を聞いたら、680円。
ちょっと酸っぱくなってる?という感想。

価格より高めの感想だったのは、ベースがしっかりした、伝統産地のワインって印象だったからでしょうね。
たしかに、ひょっとしたら、わりと良いワインかも、みたいな期待感は少し感じます。

今日の晩御飯は、麻婆豆腐。
赤ワインだとどうかな、って思っていたら、このワイン、バッチリです。

ちょっと紹興酒っぽいテイストで、さらに軽いので、うまく馴染んで、料理に深みを出してくれます。
これはなかなかのヒットですね。

お酒も料理も美味しくなります。

最初、このワインを飲んだときは、こりゃ外れと思いましたが、料理と合わせると突然良さが出てきました。
このワイン、意外といいですね。

確かに酸っぱい、という致命的な欠点を持っていますが、ベースはそんなに悪くないかも。

玉こんにゃくの煮物があったので、つまみながら飲んでみると、ワインらしからぬ合い方をします。
中国酒とか、日本のワインっぽいのかな?

ほどよく傷みかけた熟成感が、なんとも枯れた味わいをかもしだします。

これほど、家庭の和食に合う、赤ワインは記憶に無いかも。

このワイン本来のコンディションとはちょっと違う気がするのですが、久しぶりに変態ワインラバーのハートをくすぐるワインでした。

でもあまり人には勧められないかも。。

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