2012/05/03

M.シャプティエ ジゴンダス 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

M.シャプティエ ジゴンダス 2007
(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、サンソー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCジゴンダス:07)\3480
(2)プティ・ヴェルド(スペイン:地中海地方:DOフミーリャ:07)\1040
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン50%、シラー50%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPペイ・ドック:10)\950
(4)カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\900くらい(6本セット@714円で購入)
(5)グルナッシュ50%、カリニャン25%、シラー15%、メルロー10%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPペイ・ドック:10)\820

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、ガーネット
濃淡:濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:ちょっと落ち着いた、よく熟した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、ブラックベリー、動物香、血液、プルーン、シナモン
香りの印象:開いている、少し熟成感がある

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖が多め、豊か
酸味:強め、フレッシュさのある
バランス:豊満で、強さのある
タンニン分:優しい、収斂性がある
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)

【評価】
濃縮し、強さがある、少し熟成感がある

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
かなり濃くて、ちょっと落ち着いた色調の外観。
この中では2007年くらいが候補。

香りは果実香が中心で、樽の影響は少ない。
かなり凝縮感があり、プルーンのようなフルーツ感もある。
ちょっと独特な印象は南フランスのグルナッシュ?
シャトーヌフ・デュ・パプの感じ?

味わいも甘みを残していて、重いけど可愛くスッキリした果実感が、シャトーヌフ・デュ・パプをイメージさせる。

飲み口も柔らかくて、ちょっと悪臭系が入ってる感じは、ちょっとランク上のワインって感じ。

ファイナルアンサーで、ジゴンダス
で、ピンポン

フルーティさの中にも品質感を感じるワインです。

【総評】
M.シャプティエ ジゴンダス 2007
M.Chapoutier Gigondas 2007

仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCジゴンダス
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、サンソー

リカーランドトップで、3480円で購入。

シャトーヌフ・デュ・パプに通じるような、南ローヌのワインって感じ。
ほんのり熟成感が深みを出しています。

今日も晩御飯は焼肉。

牛カルビに焼肉のタレをつけて食べても、ワインが負けすに、タレのフルーツ感とシンクロします。
豚肉カルビは、豚肉の甘さとワインの甘さがシンクロして、そこそこ合う感じ。

カミさんに価格感を聞いたら、1480円。
3000円超えると伝えたら、それは高い、という評価。

香りがイマイチで、生っぽい感じとか、後味にアルコール感が残る印象が安く感じる、とのこと。
確かに、時間がたってもあまり変化が無くて、印象が変わらないかな。

濃厚で、ちょっとクセのある、独特なフルーツ感はなかなか良いのですが、いわゆる3000円超えのワインに期待する、深みとか、奥行き感みたいなものが無いのかも。

でも、飲み進んでもチャーミングで美味しくて、これはこれでありですね。
リッチなデイリーワインって感じ?

3000円超える期待感には応えてくれないかもしれませんが、ワインとしては、素直で、ナチュラルで、繊細さがあって、とても真面目な印象を受けます。
ワインだけで十分美味しいタイプです。

14.5%という高いアルコールにもかかわらず、チャーミングにまとまってますが、ちょっと後味が辛いかも。
時間がたっても香りがイマイチ開いてきませんね。

さすがに3000円超えだと、リピートしたいというほどでは無いかも。

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