2009/08/02

トゥール・ド・スガン ピュイスガン・サンテミリオン 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)テンプラニーリョ、ガルナーチャ、マスエロ(スペイン:リオハDOC:06)\1340
(2)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(3)メルロー、カベルネ・フラン(フランス:ボルドー地方:ピュイスガン・サンテミリオンAC:06)\1150
(4)サンソー主体、カリニャン、グルナッシュ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー:NV)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トゥール・ド・スガン ピュイスガン・サンテミリオン 2006
【外観】
黒っぽい色調の、深い透明感のある、ルビー色。
濃い外観ながら、深い透明感があり、底がギリギリ見えるくらい。
色味は落ち着いていて、黒っぽい。
ディスクは薄く、フチぎりぎりまで色が付いている。
粘性はやや強く、脚がゆっくり降りてくる。

【香り】
濃縮感のある果実。
スミレのようなフローラルな印象。
グラスを回すとなめし革のような動物香。
タバコやチョコレートのような印象もあり、香りはそれほど強くないが、複雑性がある。

【味わい】
セックで、ミディアムからフルボディ。
酸味がしっかりしていて、やや収斂性のある後味。
タンニンも強めで、舌の表面が乾く感じ。
余韻は短めだが、少し続く。
アルコール度は強そう。

【判定】
深い透明感のある外観から、ガメイがやや後退。
香りはボルドー。
スミレのような香りのある、華やかな印象。
香りはそれほど強くないが、複雑で楽しめる。
味わいは、セックながら、やや甘さの印象があるのは、アルコール度が強いから?
普通に考えるとボルドーだが、スペインの可能性も高い。
品種は全然違うので、メルローか、テンプラニーリョか、判断する。

香りは最初弱いかと思っていたが、どんどん主張が強くなる。
重さのある香りというか、カベルネ・フランのやや重厚で重い印象も感じる。
でもそれがテンプラニーリョの印象のような気も。
濡れた動物のようなちょっとワイルドな動物香を良く感じますね、テンプラニーリョには。
やっぱり普通に考えるとボルドーかな。
ちょっと上品で、おしゃれな印象です。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

ボルドーらしさを十分備えた、お買い得ボルドーですね。

【総評】
トゥール・ド・スガン ピュイスガン・サンテミリオン 2006
TOUR DE SEGUIN PUISSEGUIN SAINT-EMILION 2006

フランス:ボルドー地方:ピュイスガン・サンテミリオンAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・フラン

リカーランドトップで、1150円で購入。

ボルドーらしい、華やかさのあるワインです。
週末にこのワインだとちょっと嬉しい感じ。

ボルドーにしては、フルーティさが強く、グローバルワイン的な感じがありますが、いわゆるニューワールド的な印象ではありません。

アルコール度も抑えられていて、全体のバランスを上品にまとめています。

カミさんに価格を聞いたら、1800円くらい。
ボルドーなのでちょっと高めにしたそうですが、ボルドーじゃ無くても、1600円くらいと思ったそうです。

確かに1000円ちょっとだったら、かなりお買い得感のあるワインですね。

今日はメンチカツだったのですが、華やかなタイプなので、香りの強い食事の方が合いそうですね。

ビーフとかラムのグリルくらいがいいでしょうね。
しかも小麦の香りが高いパンだともっと美味しいかな。

そういう意味では和食の家庭料理にはやや合わせにくいタイプかもしれませんね。

ただそんなに強いワインでは無いので、スパイスの香りが強かったり、肉の味が強いと、家庭料理でも合わせやすそうです。

なかなかいいワインですね。
おすすめです。

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