(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:06)\1050
(3)甲州主体<輸入ワイン、国産ブドウ使用>(日本:山梨県:甲府市:NV)\934
(4)シャルドネ(アルゼンチン:メンドーサ州:08)\780
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや淡い、わずかにグリーンがかった、レモンイエロー。
落ち着いた上品なツヤで、若々しさを感じる。
シンプルな色調で単一品種の印象。
ディスクは薄め。
粘性もさらっとしている。
【香り】
青草香。
ミネラル。
やや石油。
柑橘系果実。
グラスを回すとチーズっぽい発酵香。
やや鼻をつく、刺激的な印象。
より石油香(ペトロール香)が強くなる。
スモーキーなくぐもったような印象もある。
【味わい】
ピリッと刺激的な口当たり。
酸味も強く刺激的。
後味はやや苦味が強く残る。
ボディは軽め。
余韻は短く続く。
後味は酸味と苦味。
グレープフルーツのような印象。
【判定】
淡い色調でグリーンっぽく若々しい、という点では、チリのソーヴィニヨン・ブラン。
あるいは、アルゼンチンのシャルドネ。
香りは青草香が強く、ソーヴィニヨン・ブラン。
石油工や柑橘系の香りもまさにソーヴィニヨン・ブラン。
味わいも、やや軽いボディで、しっかりとした酸味。
これもまたソーヴィニヨン・ブラン。
完全にソーヴィニヨン・ブランだが、他に可能性を検討。
甲州は他に輸入ワインが混ざっているので、やや怪しい。
シャルドネもまったく可能性が無い訳ではない。
とくにスモーキーな香りはややシャルドネっぽさもある。
とはいえ、この完全なソーヴィニヨン・ブラン香は間違いないだろう。
ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン
ワインとしてはいまいちですが、ソーヴィニヨン・ブランらしさという点では抜群です。
【総評】
ヴィーニャ・スーティル ソーヴィニヨン・ブラン 2006
VINA SUTIL SAUVIGNON BLANC 2006
チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
伊勢丹で、1050円で購入。
ワインとしてはいまいち、と書きましたが、なかなかそうでもないかも。
だんだん飲み口がクリーミーになってきて、上質感が出てきました。
ただ、やや重い印象と、後味にややエグミのようなものが残る感じはやっぱりいまいちです。
炒めたウインナーにあわせてみたら、「?」マークがいっぱい。
我が家の薄味きんぴらごぼうに合わせてみたら、案外悪く無い。
青草香と、ゴボウの香りがシンクロしてるみたいです。
というかこのワインちょっと日本酒っぽさがありますね。
今日のメインディッシュ、チキンソテー ケチャップ味に合わせてみたら、完全にアウト。
ケチャップがダメですね。
そういえば、ケチャップに合うワインってあるのかな?
とはいえ、食事中にこのワインをちょっと飲むと、リフレッシュしますね。
そういう点では、家庭料理との親和性はわりといいかも。
油を使った料理のあとに、ちょっと口に含むととてもフレッシュな感じがします。
しかも存在感もしっかりありますね。
これは飲み会で活躍するタイプかもしれませんね。
時間とともに、だんだんクリーミーなシャルドネのような印象になってきました。
もちろん、香りはソーヴィニヨン・ブランのままですが。
だんだん良くなって、ピークの状態で最後の1杯が無くなりました。
フィニッシュで、良かったと思うかどうかって結構重要ですよね。
1000円ちょっとの価格を考えると、とてもお買い得なワインだと思います。
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