(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:05)\2380
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(3)ヴィオニエ55%、ルーサンヌ20%、マルサンヌ10%、クレレット5%、ブールブーラン5%、グルナッシュ・ブラン5%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:06)\1428
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:06)\1050
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや黄金に近い、濃い黄色。
わずかにオレンジがかっている。
ディスクは薄い。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと、後から降りてくる。
【香り】
パイナップルのような南国系の果実。
熟した果実香。
グリーンっぽいハーブ香。
冷涼なミネラル感。
グラスを回してもあまり香りが立ってこない。
少し温度が低いかも。
【味わい】
やや熟した感じの、重いアタック。
酸味はかなり強く、やや収斂性につながる。
酸化をイメージさせる味わい。
後味は酸味が強く残る。
余韻はストンと落ちる印象。
【判定】
やや熟成を感じる外観。
03のアリゴテか、05のシャルドネ?
でも小さな気泡が多く見られて、ビンテージを判定するのにちょっと迷う。
この熟成感はひょっとしてブドウ自体が過熟している事に由来するとすれば、06のソーヴィニヨン・ブランってのもあり?
香りは南国系果実。
ここでアリゴテがやや後退。
香り自体も弱い。
全体のバランスはやや低価格。
味わいもやや酸化した印象。
樽熟成や発酵由来の香りの印象が強く、品種の特定が難しい。
ただ、チリのソーヴィニヨン・ブラン以外は安定感のある銘柄なので、これは一番安いワインかな?って判断に偏る。
飲み口も重く、余韻も短く、酸化した印象。
でも品種の印象だけでいくと、ヴィオニエが一番近いんですよね。
ローヌはギガルのワインなので、まさかこの品質って事はないだろう・・
ああ、だんだん分からなくなってきた。
完全に力を失って飲み頃を過ぎている、と言う点では、03のアリゴテ。
酸化の印象がリンゴっぽいところも、ややアリゴテっぽいか。
ようやく温度が上がってきて、香りが出るようになってくるといかにもアリゴテっぽいぞ。
ファイナルアンサーで、アリゴテ
で、ブー
え~。。ドミニク・ローランのシャルドネ??
【総評】
ドミニク・ローラン ブルゴーニュ シャルドネ 2005
Dominique Laurent Chardonnay Bourgogne 2005
フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ
町田の蔵家さんで、2380円で購入。
ドミニク・ローランはつい最近、ガリーグ・プラーヌ ヴィエイユ・ヴィーニュを飲んだばかりです。
このシャルドネも楽しみなワインだったのに、がっかり・・・
4年前とは思えない過熟感。
これはもともと過熟したブドウを使っていたとしか思えない。(根拠なし)
というか、ちょうど熟成の谷間なのかも?
ほどよく時間がたつと、香りが落ち着いてきます。
ハーブやヴァニラ、フルーツなどが上品にまとまっていて、香りはいい感じ。
でも、やっぱり酸化した飲み口がアウトです。
ちょっと痛んでいるくらいの印象なので、ワインの評価は出来ないですね。
品質の良さの片鱗は見えるんですけど、残念です。
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