2009/07/22

シャトー・ロシュ・ブランシュ ブラン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:06)\1280(特売品)
(3)ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン35%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:07)\950
(4)品種不明(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\580

の4本のうちから1本を空けてももらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ロシュ・ブランシュ ブラン 2007
【外観】
やや淡い色調のグリーンを帯びた、レモンイエロー。
輝きは柔らかい感じ。
コルクのかけらが浮いていたので、スクリューキャップのスペインが消える。
ディスクは薄く、粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
蜜のような甘くて厚みのある香り。
白い花。
グリーン系のハーブ。
フルーツは洋ナシやモモの印象。
グラスを回すと、グリーン系の爽やかが出る。
フルーツケーキにミントを乗せたような、デザートのようなまとまり。

【味わい】
セックで、残糖は少ない。
ただ、フルーティでまろやか。
ネクターのような口当たり。
酸味はしっかり効いている。
まろやかな口当たりだが、苦味が残り、酸味と相まって爽やかさを感じる。
アルコール度は意外と強そう。
余韻は短い。

【判定】
淡い外観からスペインかと思っていたが、コルクが浮いていて候補から外れる。
若々しさを感じる外観なので、アリゴテは外れる。
プティ・シャブリも多分違う。
そうなると必然的にボルドーになるので、その要素を確認。
セミヨンが35%入っているのでやや厚みのあるフルーツ香と強さが出ると思われるが、香りの印象はまさにそんな感じ。
グラスを回すとうまい具合に青草香が出てくる。
ボディのややスレンダーな印象もボルドー的。
シャルドネだったら、もっとグラマーだと思われる。
明らかにシャブリっぽくないまとまりなんだけど、最近のシャブリは何でもありなので、最終確認。
こういったトロッとしていて、フルーティなシャブリがあっても全然おかしくない。
でも、やっぱりソーヴィニヨン・ブランの印象が決め手になる。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

意外と当たりなボルドーでした。

【総評】
シャトー・ロシュ・ブランシュ ブラン 2007
Chateau Roche Blanche Blanc 2007

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン35%

リカーランドトップで、950円で購入。

まあ今日も、ボルドーワインにとっては、大変失礼な晩御飯のメニューです。
おからのから揚げに、ぬか漬けのきゅうり、さらに納豆。

焼酎でも飲んどけ、ってメニューですね。

まず、おからのから揚げですが、案外、このワインに馴染みます。

そういえば、おからがシャンパーニュに合うという話がありましたね。
誰だか忘れましたが、明治か大正の文豪で、シャンパーニュにあう食事をいろいろ試した結果、おからが一番合った、って話。

そういう点では、おからは和食のなかでも白ワインに合うメニューなのかも。

次に、きゅうりのぬか漬け。
浅漬けなので、そんなに酸っぱくないのですが、やっぱり風土が違うというか、家柄が違うというか、相容れるものがありませんね。(当たり前か)

そして禁断の組み合わせ、ワインと納豆。

赤ワインと納豆は、私の知る限り、世界一マズイ組み合わせになるのですが、白だとどうでしょうか?

納豆を口に含んで、恐る恐るワインを流し込んでみると・・・
あれ、そんなに悪く無い?

というか、ワインの味が消えてる?
と、もう一口ワインを含んでみると、今度はなんとも雑巾のような香りが・・
やっぱりワインと納豆は禁断の組み合わせみたいです。

今日の晩御飯は、素直に焼酎と合わせますか。

ロワールのアスパラガスに、ロワールのワインが合うように、日本のぬか漬けには、日本の焼酎がぴったりですね。

という訳で、さつま白波にチェンジ。
おからのから揚げは、柚子こしょうを添えて、さらにグレードアップ。(さらに?)
ぬか漬けと焼酎のコラボは最高ですね。

と、横道にそれてしまいましたが、このワイン、品質は良いと思います。

無理がなく、素直な感じ。
やや切れが悪いというか、まったりした部分もありますが、1000円以下なら買いでしょうか。

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