(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:06)\1280(特売品)
(3)ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン35%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:07)\950
(4)品種不明(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\580
の4本のうちから1本を空けてももらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや淡い色調のグリーンを帯びた、レモンイエロー。
輝きは柔らかい感じ。
コルクのかけらが浮いていたので、スクリューキャップのスペインが消える。
ディスクは薄く、粘性は弱くさらっとしている。
【香り】
蜜のような甘くて厚みのある香り。
白い花。
グリーン系のハーブ。
フルーツは洋ナシやモモの印象。
グラスを回すと、グリーン系の爽やかが出る。
フルーツケーキにミントを乗せたような、デザートのようなまとまり。
【味わい】
セックで、残糖は少ない。
ただ、フルーティでまろやか。
ネクターのような口当たり。
酸味はしっかり効いている。
まろやかな口当たりだが、苦味が残り、酸味と相まって爽やかさを感じる。
アルコール度は意外と強そう。
余韻は短い。
【判定】
淡い外観からスペインかと思っていたが、コルクが浮いていて候補から外れる。
若々しさを感じる外観なので、アリゴテは外れる。
プティ・シャブリも多分違う。
そうなると必然的にボルドーになるので、その要素を確認。
セミヨンが35%入っているのでやや厚みのあるフルーツ香と強さが出ると思われるが、香りの印象はまさにそんな感じ。
グラスを回すとうまい具合に青草香が出てくる。
ボディのややスレンダーな印象もボルドー的。
シャルドネだったら、もっとグラマーだと思われる。
明らかにシャブリっぽくないまとまりなんだけど、最近のシャブリは何でもありなので、最終確認。
こういったトロッとしていて、フルーティなシャブリがあっても全然おかしくない。
でも、やっぱりソーヴィニヨン・ブランの印象が決め手になる。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン
意外と当たりなボルドーでした。
【総評】
シャトー・ロシュ・ブランシュ ブラン 2007
Chateau Roche Blanche Blanc 2007
フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン35%
リカーランドトップで、950円で購入。
まあ今日も、ボルドーワインにとっては、大変失礼な晩御飯のメニューです。
おからのから揚げに、ぬか漬けのきゅうり、さらに納豆。
焼酎でも飲んどけ、ってメニューですね。
まず、おからのから揚げですが、案外、このワインに馴染みます。
そういえば、おからがシャンパーニュに合うという話がありましたね。
誰だか忘れましたが、明治か大正の文豪で、シャンパーニュにあう食事をいろいろ試した結果、おからが一番合った、って話。
そういう点では、おからは和食のなかでも白ワインに合うメニューなのかも。
次に、きゅうりのぬか漬け。
浅漬けなので、そんなに酸っぱくないのですが、やっぱり風土が違うというか、家柄が違うというか、相容れるものがありませんね。(当たり前か)
そして禁断の組み合わせ、ワインと納豆。
赤ワインと納豆は、私の知る限り、世界一マズイ組み合わせになるのですが、白だとどうでしょうか?
納豆を口に含んで、恐る恐るワインを流し込んでみると・・・
あれ、そんなに悪く無い?
というか、ワインの味が消えてる?
と、もう一口ワインを含んでみると、今度はなんとも雑巾のような香りが・・
やっぱりワインと納豆は禁断の組み合わせみたいです。
今日の晩御飯は、素直に焼酎と合わせますか。
ロワールのアスパラガスに、ロワールのワインが合うように、日本のぬか漬けには、日本の焼酎がぴったりですね。
という訳で、さつま白波にチェンジ。
おからのから揚げは、柚子こしょうを添えて、さらにグレードアップ。(さらに?)
ぬか漬けと焼酎のコラボは最高ですね。
と、横道にそれてしまいましたが、このワイン、品質は良いと思います。
無理がなく、素直な感じ。
やや切れが悪いというか、まったりした部分もありますが、1000円以下なら買いでしょうか。
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