2008/08/21

ファンテイル ホワイト 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450
・アザール、ペデルナン、トラジャドゥラ、アヴェッソ(ポルトガル:ヴィーニョ・ヴェルデ地区)\1050
・マカベオ、チャレロ、パレリャーダ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ)\525 D

の4本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ファンテイル ホワイト 2006
【外観】
やや淡い黄色。
注いだときに大きな気泡が多く現れる。
ややグリーンがかっていて、輝きが強い。
粘性は中庸で脚が多く現れるが、すぐに消える。

【香り】
チーズのような発酵香。
ミネラル。
プチ・シャブリのような印象。
柑橘系のフルーツ。
グラスを回すと、ミネラルの鉱物質な印象が強くなる。

【味わい】
すっきりとした酸味の、シャープな飲み口。
しっかりとしたボディ。
余韻は程よく続く。
アルコール度は12%くらい?

【判定】
淡い緑っぽい黄色ながら輝きが強く、安いワインでは無さそう。
香りは、鉱物質な印象が強い。
シャブリがあったらまず疑うような印象。
飲み口はすっきりシャープ。
このあたりもシャブリっぽい。
この段階では、スペインとポルトガルはワインのキャラクターが違うので外れる。
イタリアと南アフリカだが、品種が全然違うのだが、ヴァラエタルアロマらしきものを全然感じない。
シュナン・ブランやソーヴィニヨン・ブランの印象はほぼ無い。
ヴェルナッチャの特徴は覚えていないが、飲み口のシャープな酸味はイタリアかも。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ブー

南アフリカの、シュナン・ブランとソーヴィニヨン・ブランでした。

【総評】
ファンテイル ホワイト 2006
Fantail White 2006

南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク
アルコール度:13%
ブドウ品種:シュナン・ブラン43%、ソーヴィニヨン・ブラン41%、シャルドネ16%

伊勢丹で、1680円で購入。

バランスがよく、飲みやすいワイン。
新世界と、伝統的な産地の良さがミックスされてるみたい。
素直においしい感じがしますね。

時間が経つとソーヴィニヨン・ブランの印象が強くなってきましたが、シュナン・ブランがいまいち分かりません。

http://www.kinoshita-intl.co.jp/morgenhof/white.html
※木下インターナショナルさんのサイトより引用
シュナン・ブランの厚み、蜂蜜の香味とソーヴィニヨン・ブランの切れの良い酸味が上手くブレンドされ、ファンテイル ホワイトの味わいを産み出している。柑橘系やパッションフルーツ、僅かに青草を思わす香りが楽しめます。
アルコール 13.1%
残糖度 1.9g/リットル以下
総酸度 6.4g/リットル
PH 3.49
▼料理との相性
サラダ、アスパラガスを使った料理、焼き魚、鶏肉料理全般
▼ワインメーカー
ジャック・シリアーズ
▼テイスティング
ライムなどの柑橘系の充実した果実香や青草を思わせる香りが感じられ、心地よい酸味でバランスの取れた味わい。
▼インポーターのひとことコメント
辛口で爽やかな口当たりだが、柔らかいコクがあり、飲みごたえのある味わいに仕上がっている。

確かに!
ちょっと厚みを感じるのですが、それがシュナン・ブランの仕事でしょうか。
不思議なセパージュの組み合わせですが、よくまとまってます。

ただ、なんだか、もうひとつ、って感じなんですよね。

きれいにまとめすぎなのでしょうか。
ほんの少し不協和音があるのでしょうか。
後味がややそっけないのかな。
ちょっとカルピスのようなエグミが残るのも気になるポイントかも。

後味がキレイに抜けないんですよね、これ。
どん、と止まるようなイメージ。

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