2009/07/10

パスクア レ・コレッツィオーニ ソアーヴェ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)甲州(日本:山梨県:甲州市:勝沼:08)\1450
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:06)\1280(特売品)
(3)ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン35%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:07)\950
(4)ガルガーネガ80%、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ(イタリア:ヴェネト州:ソアーヴェDOC:08)\940

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

パスクア レ・コレッツィオーニ ソアーヴェ 2008
【外観】
淡い、静かな光沢の、グレーがかったイエロー。
グレーっぽさが強いが、グリーンも感じる。
光沢は静かで、粘性はやや強い。
脚がじわじわと降りてくる。

【香り】
酵母の印象。
アルコールのエステル香。
麹のような、日本酒をイメージさせる香り。
フルーティさは微かに柑橘系。
ところがグラスを回すと一変。
少し熟したような厚みのあるフルーツ香が、わっと出てくる。
今度はそれが終わると、とても清らかで静かな印象に変わる。
ロワールのシュールリーのような感じ。

【味わい】
やや残糖を強く感じる、中辛口くらいの辛さ。
アルコール度が高く、ボリューム感を感じる。
酸味も爽やかで強いが、アルコールのボリューム感に負けている。
舌の真ん中へんがすっぽり空くような味わい。
ほんのり苦味があり、後味に爽やかさを出している。

【判定】
外観からは甲州。時点でソアーヴェ。
香りの第一印象は日本酒なので、甲州。
でもグラスを回すと、フルーティさが出て、ちょっとボルドー?みたいな印象がよぎる。
でも最終的には、ミュスカデくらいの印象になって、やっぱり甲州。
味わいも、なんだかとてもがんばっているけど、力みすぎ、みたいな感じがやっぱり甲州。
最初から最後まで甲州。

ファイナルアンサーで、甲州
で、 ブーーー

えーーー!!!ソアーヴェ???

【総評】
パスクア レ・コレッツィオーニ ソアーヴェ 2008
PASQUA Le Collezioni SOAVE 2008

イタリア:ヴェネト州:ソアーヴェDOC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガルガーネガ80%、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ20%

リカーランドトップで、940円で購入。

日本酒っぽい香りのするソアーヴェ?

なんだか・・・
とっても出来の悪い感じを受けてしまいます。
とても人工的な印象で、ナチュラル感がない。
飲めば飲むほどジュースっぽい印象になる。

完全にグローバル低価格ワインの造りで、ほんとにこれで「ソアーヴェ」って言っていいの?
って逆に心配してしまいますね。

飲めば飲むほど、いろいろな食べ物に合わせるほど、ワインが進まなくなります。
これを堂々と売っている小売店もどうなのよ、と八つ当たりしたくなる感じ。
週末にこのワインは、ちょっと悲しいかも。

このパスクアのソアーヴェって、生産年違いで、3回飲んだ事がありますね。

1回目は異常に強い樽香で、二度と買うまいと思ったパターン。
2回目は、クリーミーなシャルドネのような味わいで、割と好印象。
で、今回3回目ですが、なんか新世界の普及価格帯ワインを飲んでいるような印象。

とはいえ!
このワイン1本飲むのが厳しいな~、と思っていたら、カミさんと二人で、1本軽く空いてしまいました。

飲みやすい事は間違いないですね。
ジュースっぽいし。
ただ、このワインを飲んでソアーヴェと分かる人は相当少ないのではないでしょうか。

2009/07/09

SUNTORY おいしいテーブルワイン NV

SUNTORY おいしいテーブルワイン NV
SUNTORY OISHII TABLE WINE NV

SUNTORY おいしいテーブルワイン NV
日本:輸入ぶどう果汁・輸入ワイン使用
アルコール度:10.5%
ぶどう品種:不明

デイリーヤマザキで、425円で購入。

【外観】
やや淡いレモンイエロー。
気泡が多く見られる。
輝きはわりと強い。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
アルコールのエステル香。
クリームのような香り。
バナナやパイナップルのような果実香。
ナッツクッキーのような香ばしい焦げ臭?
何となく、人工的なデザートのような印象。

【味わい】
甘い、優しい口当たり。
ライトボディ。
割としっかりとした酸味。
ややエグミがあり、後味が悪い。
アルコール度は低そうだが、印象が強い。

【総評】
甘いワインでした。
優しい甘さなので、そんなに嫌味はありません。
全体の印象はこの価格帯のテーブルワイン相当のまとまり。

とても軽くてほんのり甘いので、ぐいぐい飲めるタイプ。

日本のワインの新酒をちょっとイメージさせますが、あまりクリーンさはありません。
濃縮果汁を発酵させてる印象とか、果汁をワインに混ぜている印象とか、カクテルっぽい味わいです。

今日はちょっと美味しいパンを買ってあるのですが、合わせるとより人工的な感じが強くなって、いまいち。

かといって、インスタントのクノールのカップスープも、ちょっと反発する感じで合わない。

スーパーのお惣菜のチキンナゲットは悪いところでマッチする・・・みたいな。
ダークサイドで意気投合って感じ?

このワイン、香りは悪く無いですね。

飲み進んでも嫌味が出てこないので、意外といいかも。

それにしても、大丸ピーコックの中にあるパン屋さんがいいんです。
150円くらいで美味しいパンが買えて、とってもお得な感じ。
コンビニで買うパンとはまったく違う食べ物です。(あたりまえか)

小麦の香りもいいし、食感もいいし、もっと早く知っていれば・・
コンビニのパスタよりも100倍、ワインとの相性がいいですね。

もっと美味しいワインと合わせたくなります。(本音)

でも、香りが高くて完成度が高いパン、って場合にはどんなワインが合うんでしょうね?

とまあ、パンの話はともかく、このワイン、なかなかしぶとい感じです。

いろいろな食事に合わせたり、飲み進んでも、それとなくグラスに手が伸びる。

最終的にワインの評価は、グラスに手が伸びるか、っていう点につきますね。

そういう点では、もろもろ雑な部分はあるにしても、憎めないヤツって感じです。
ジュース感覚でカジュアルに楽しみたい人にはちょうどいいかもしれませんね。

ただ個人的には、やっぱりこの甘さがな~・・・・

500円弱という価格はとても魅力ですが、次に買うかは微妙かも・・・

2009/07/05

プリマテッラ プリミティーヴォ プーリア 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)テンプラニーヨ、ガルナーチャ、マスエロ(スペイン:リオハDOC:06)\1340
(2)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(3)メルロー、カベルネ・フラン(フランス:ボルドー地方:ピュイスガン・サンテミリオンAC:06)\1150
(4)プリミティーヴォ(伊:プーリア州:IGT:07)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

プリマテッラ プリミティーヴォ プーリア 2007
【外観】
黒味がかった、濃い色調の、ガーネット。
フチだけ赤味が強く、全体は黒っぽい、濃い外観。
透明感はほとんど無く、底は見えない。
ディスクは薄いが、粘性はやや強い。

【香り】
濃縮感のある果実香。
焦げ臭。
タバコ。
スパイス。
グラスを回すとヴェジェタルな印象。
樹脂を感じさせるスパイス香。

【味わい】
まろやかで、やや軽さのある飲み口。
セックで、残糖はわずか。
ただアルコールの影響での甘さがある。
フルーティさが口に広がる。
ボディは軽めだが、アルコールは強い印象。
酸味は柔らかいがしっかりとしている。
タンニンは細かいが、飲み終わった後で舌の表面が乾く感じ。

【判定】
とても濃い外観なので、ガメイは消える。

香りの印象は最初はシラーで、あとからカベルネ・ソーヴィニヨン。
ただ飲んだときのボディが軽く、やや力の無い品種を思わせる。

メルローはフルーティだけどボリューム感が出る事が多いので、ちょっと違うかも。

全体的にはニューワールドの印象なので、イタリアのプリミティーヴォが一番怪しい。
ラベルのイラストが可愛いシリーズで、モダンなタイプのワインを作っているメーカー。

でも、この香りの強さやアルコール度が、ひょっとするとモダンなタイプのボルドーって感じもある・・・
ちょっと悩みどころ。

と、あれこれ悩んでいるうちに、独特の酸味が出てきた。
この香りと飲み口の何とも特徴的な酸味はイタリアのものに違いない。

ファイナルアンサーで、プリミティーヴォ
で、ピンポン

何となくですが、イタリアワインって特徴的な酸味がありますよね。

【総評】
プリマテッラ プリミティーヴォ プーリア 2007
PRIMATERRA PRIMITIVO PUGLIA 2007

イタリア:プーリア州:プーリアIGT
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:プリミティーヴォ

リカーランドトップで、980円で購入。

ニューワールドタイプの、凝縮感とフルーティさのあるイタリアワイン。
凝縮感がありながらも、やや軽さを感じる飲み口です。

ちょっと温度が低い方がフルーティで飲みやすいので、夏場はちょっと冷やすと美味しく飲めそうですね。

香りの印象はやや濃縮感のある、重い印象なんですが、飲み口は軽めでフルーティです。

以前飲んだプリミティーヴォはサンジョヴェーゼの印象だったのですが、今回はシラーやメルローのようなグローバル品種が近い感じでしょうか。

ただ、ちょっと時間を置くと出てくる、独特な酸味はサンジョヴェーゼをイメージさせます。

飲み物としては良くまとまっていると思います。
ラベルも可愛いイラストなので、お土産で持っていくにはいいワインかも。

ただ、このワインシリーズを何本か持って行くのであれば、赤と白のタイプを分けた方がいいですね。
同じ赤だと、あまり違いが無いかも・・・

それからこのワイン、料理に合わせるのはちょっと難しそうです。

アルコール度が強くてフルーティなので、焼肉・バーベキューのような、脂っこくて何か飲み物が欲しい、といった料理じゃないと合わない感じ。

たとえばチョリソーとか、辛いおつまみとか結構いけそうなイメージです。

まあ逆に言うと、食事が無くても美味しく飲めるタイプでしょうか。

我が家的にはあまり好みのタイプではありませんが、品質は良いと思います。

ソムリエの恥辱:ベージュ アラン・デュカス東京 石田 博氏による、フォローアップセミナーより

ワインアドバイザー・ワインエキスパートフォローアップセミナー
2009年6月27日(土)
講師:ベージュ アラン・デュカス東京 石田 博氏
セミナー概要

前回に引き続き、料理とワインのハーモニーの話。

ソムリエは、ワインで主張して、ワインで認められたいので、どうしても料理に負けない、がっぷり四つのワインを合わせたくなる。
でもそこを自制して、どこまで料理を中心に考えられるか、これがとても重要、という話がありました。

ワインの方が下に入ような軽いタイプの方が、料理を引立たせるという事ですね。

でも実は、お客さんに「このワイン軽いね。」って言われるのは、ソムリエにとって最大の恥辱だそうです。

そのぎりぎりの線で、料理を活かすワインを選ぶ、それが本当のプロなんでしょうね。

レストランで選んでもらったワインが、最初軽いと感じても、食事の最後にはちょうど良くなるという事もよくある話。

「このワイン、軽いね。」という発言には、みなさん気をつけましょう。

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