カッシェロ・デル・ディアブロ カルメネール 2015
Casillero del Diablo Carmenere 2015
チリ:地理的表示無し
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カルメネール
ヤオコーの20%オフセールで、税抜き1128で購入。(元値は1410円)
【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫色のフチをした、濃いガーネット
濃淡:とても濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、よく熟した
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カシス、ジャム、タバコ
<香辛料・芳香・化学物質>血液、鉄さび、グリーン系のスパイス
香りの印象:やや還元的?最初は香ったがだんだん弱くなってきた
【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:なめらか、やさしい
タンニン分:弱め、サラサラした
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:高め
余韻:かすかに長めに続く
【フレーヴァー】
ジャムやキャンディのような果実感
【評価】
マイルドでフルーティ、とても飲みやすいがジュースが混ざっているような印象がある
【供出温度】
14-16度 冷えていても良いけど、ちょっと温度高めでもトロトロした美味しさがある
【グラス】
小ぶり、中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
外観はとても濃く、紫色のフチをした黒に近いガーネットで、液面のツヤと輝きがあります。
香りは、ジャムやカシス、タバコ、血液や鉄さび、グリーン系のスパイスなどありますが、まだちょっと還元的かも。
味わいは、予想に反してライトでトロっとした口当たりから、豊かな果実感と甘みが大きくひろがり、優しい酸味とタンニンがすーっと続いて、じんわりフルーティな余韻が残るフィニッシュ。
このワイン、まったく悪魔ではないですね。
とてもチャーミングでスイート、メルヘンの世界です。
いわゆる良いワインの価値観とは違う、チリワイン独自のカジュアルでフルーティな味わいですが、さらに進化してるって感じ。
チリワインは、いったいどこまでフルーティさを追求するのでしょう?
今日の晩御飯は「豚肉の肉巻きステーキ」。
薄切り肉を巻いて作った、和風ソースのポークステーキです。
このワイン、果実感が強いのですが、ちょっと控えめなところがあるので、食事を立てて裏方に回ります。
ジュースっぽいと思ったけど、食事との相性は良さそうですね。
デミグラスソースのハンバーグとか、ハッシュドビーフ、味噌カツとかも合いそうな気がします。
和食だったら角煮とか、ビーフよりも豚肉の方が相性が良さそうですね。
おつまみのチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」はチーズが勝ってワインが負けてしまいます。
「ミモレット」はいい感じでフィット。
「YBC ルヴァン」にパルミジャーノ・レッジャーノを乗せて合わせてみましたが、やっぱりチーズの強い香りが最終的に勝ってしまいます。
ルヴァンにクリームチーズを乗せたくらいでちょうどいい感じでしょうか。
人に例えると、一見派手そうに見えるけど、実はチャーミングで大人しい女子みたいな感じ?
香りは最後まで良くならないですね。
ちょっと還元的というかケミカルな印象のままでした。
でも時間が経っても力が落ちず、果実感たっぷりなチャーミングな魅力が続きますね。
パーティに持っていくと女子ウケしそうなタイプで、果実感に浸りたい時には良いのではないでしょうか。
■楽天ショップへのリンク
カッシェロ・デル・ディアブロ・カルメネール[2015]年・コンチャ・イ・トロCasillero del Diablo Carmenere [2015] Conch y Toro
※サイトより引用
南米でその名を轟かせた「悪魔の蔵」のワイン!からチリでしか栽培されていない幻の品種カルメネール100%!!ワインスペクテーター87点、ワイン&スピリッツ87点のプラムやチョコレートの香りにコーヒーのヒント!!8~12ヵ月熟成の人気ワイン
<カルメネールについて>
カルメネールは数奇の運命をもつ、神秘的な品種です。もともとボルドーの古い葡萄品種でしたが、強い日照を必要とするためボルドーでは上手く育たず、フィロキセラによってほぼ絶滅したと言われています。
幸運なことにその直前にチリに持ち込まれ、チリで栽培が続けられていました。今ではフィロキセラ前のカルメネールはチリにしか無いといわれています。
しかしチリでも1990年頃までメルローとして(純粋なメルローと混在されて)栽培されていました。成熟はメルローよりも2-3週間遅いため、純粋なメルローが収穫を迎えてもカルメネールはまだ完熟しておらず、そのためにチリのメルローが青臭いといわれてきました。
コンチャ・イ・トロ社では1990年からメルローとカルメネールの植え替えをはじめ、すでに2000年頃までには完了し、「デルーニョ」レンジで少量のカルメネールをリリース。そして順調に畑を広げ、カルメネールは今、ようやくその個性を「カッシェロ デル ディアブロ」として花開く時を迎えました
<テイスティングコメント>
深みのある紫色が美しいカルメネール。プラムやチョコレートのしっかりした香りに、コーヒーのヒントが感じられます。黒いプラムやスパイスが、アメリカンオーク樽香に包まれて、口中でまろやかに広がります。
<料理との相性>
赤身のお肉をハーブや野菜にあわせた料理や、ゴーダチーズなど。
ワインスペクテーター87点、ワイン&スピリッツ87点、インターナショナルワインチャレンジ2005銅賞
■関連情報(カッシェロ・デル・ディアブロ シリーズ)
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■関連リンク(ヤオコーのワイン)
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