2015/04/19

シャトー・ディケム 1990

とても素晴らしいワイン会に出席できました。

ラインナップは以下の通り。

1)ギー・ミッシェル・シャンパーニュ・トラディション・ミレジム 1982
2)シャトー・オリヴィエ・ブラン 1988
3)シャトー・ディケム 1990
4)ルイ・ラトゥール コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ 2006
5)オスピス・ド・ボーヌ キュヴェ・ニコラ・ロラン 1972
6)ギガル コート・ロティ ラ・ムーリンヌ 1997

ありえない・・・

簡単ですが、テイスティングコメントを記録しておきます。

1)ギー・ミッシェル・シャンパーニュ・トラディション・ミレジム 1982

33年前のシャンパーニュ。
さすがに熟成感が強く、リンゴやシードルのような香りがあり、泡立ちは弱かったのですが、飲みやすく食事にも合わせやすい味わいでした。
新玉ねぎのペーストにバッチリよく合いました。

2)シャトー・オリヴィエ・ブラン 1988

27年前のボルドーブラン。
しかもグラーブのグラン・クリュです。
熟成感はあるものの、まだ若さを残して、フルーティな味わいでした。
ただグラスに入れて時間が経つとやや酸化の印象になっていました。
バーニャカウダにとても良くフィットしました。

3)シャトー・ディケム 1990

死ぬまでに一度は飲んでおかないと、と思っていたシャトー・ディケム。
ありがたくいただく機会に恵まれました。
25年熟成ですが、まだまだ若々しさの残るフレッシュな印象で、濃厚な蜂蜜に複雑に絡み合うフローラルやハーブ、、香りだけでもうノックアウト状態。
味わいは清らかで、深い甘みとしっかりした酸味、キレイに消えていく余韻はまさにグラン・ヴァンです。
この甘味は何にも例えられない、飲むのがもったいない、と思わせる数少ないワインですね。
ディケムに合わせたメニューはフォアグラ。
そのマリアージュはまさに夢の世界で、鳥肌が立つくらいの体験でした。
さらにゴルゴンゾーラ・ドルチェ、ゆず味のゆべし、にも合わせたのですが、それぞれ表情を変えながらもゴージャスにフィットして、懐の深さと偉大さを感じさせました。
こんなワイン、なかなか無いですよね・・・さすがです。

4)ルイ・ラトゥール コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ 2006

コルトン・シャルルマーニュって、以前飲んだときは辛くて強い印象だったのですが、ルイ・ラトゥールのこのコルトン・シャルルマーニュはとてもフレンドリーで、甘みとフルーツ感があり、後味はすっきりフレッシュ、それでいて深い味わいがありました。
飲めば飲むほど美味しさが染みてくる素晴らしいワインでした。
合わせた天然鯛のスモークにもしっかりフィットしました。

5)オスピス・ド・ボーヌ キュヴェ・ニコラ・ロラン 1972

43年前とは思えない、若々しさのある味わいで、上質な軽さとフレンドリーな甘みと果実感がありました。
普通に飲んだら43年前のワインとは思わないでしょうね。

6)ギガル コート・ロティ ラ・ムーリンヌ 1997

上質な甘みとフルーツ感のある、誰が飲んでも美味しいと言いそうなまとまり。
良いワインってホントに優しい味がしますよね。
深みと厚みのある果実感で、穏やかな味わいで飲みやすく、すっきりキレイなフィニッシュ。
ローストビーフにもとても幸せ感のある合い方をしました。

ワインも料理もとても美味しく、ただただ感謝です。
ホントにただの感想ですみません。。。

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