2013/07/02

アドロ 赤 NV (2013年購入)

アドロ 赤 NV
アドロ 赤 NV
ADORO VINO TINTO NV

スペイン:地理的表示無し
アルコール度:11%
ブドウ品種:不明

デリドで、498円で購入。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:弱め
色調:黒みを帯びた、落ち着いた色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:弱め
外観の印象:やや熟成した、落ち着いた

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:血液、鉄さび、硫黄、ケミカル、石鹸、プルーン、甘草、黒蜜
香りの印象:熟成感がある、酸化熟成の段階にある

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:酸化している、トゲトゲした
タンニン分:サラサラした
バランス:ダメージを受けた、欠点のある
アルコール度:弱め
余韻:短め

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
ライトな味わいで、瓶詰め後に酸化した様子。
ようは売れ残り。

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
安売りしていたので、ちょっと警戒はしましたが、見事に酸化してました。

外観は、経過年数を感じる落ち着いた色調で、輝きは弱め、これは外したかな、って感じ。

香りは、硫黄の印象から、血液・鉄さびが出てきて、加熱したフルーツと、カラメルのような甘い香りに変化。
香りは悪くないですね。

味わいは、酸化した、酸っぱい味わい。
ライトなアタックから、嫌な酸味がじわっと広がり、フィニッシュは収斂性のある渋みが残ります。
我慢して飲むタイプですね。

でもまあ、飲めないほどではないので、食事が入ると、やや印象が変わるかも。

それにしても、ノンビンテージのワインって、どのくらい前のワインか分からないので、買う時に注意が必要ですよね。
外観が古く感じたら買わないのですが、このワインは割とキレイだったので、すっかり騙されました。

ただ、ベースは悪くないのか、慣れてくると意外と美味しく感じてきます。
まあ、このへんは人によるので、オススメはできませんが。

今日の晩御飯は、コンビニのチキンカレー。
なんというか、サバイバルな感じで、フィットする??

ギリギリの線で、何とか助けあおう、みたいな、必死な感じ??

すみません、よく分からないかと思いますが、ワインが食事に歩み寄っている感はあります。

ワインがあった方が、カレーが美味しく食べられますね。
ワイン自体も飲みやすくなります。
いわゆる、ダメカップル的なマリアージュ。

まあ、ワインと食事がお互いの欠点をカバーしあう、というのが、マリアージュの本来の意味だとは思いますが。

おつまみの、堅揚げポテトには、よく合いました。
スナック系には相性がいいみたい。

ピーナッツチョコレートに合わせると、ワインの酸味が浮いてしまいます。

このワイン、ちょっと酒精強化ワインっぽいんですよね。
時間が経つと、香りはペドロヒメネスのような、極甘シェリーのような印象になりますね。
ひょっとして・・・酸化してたのではなくて、最初からこんな味わい?

酔っ払ったせいか、ワインが馴染んできたせいか、最初に感じた酸化して傷んた感は薄くなり、個性として捉えられる範囲になってきました。

これを個性と捉えると、とたんに楽しくなってきますね。
シェリーっぽい感じが、とてもスペインっぽい。

とても個性的なので、もう少し若い、状態のいいものを選んだ方が良いですが、いかんせん、ノン・ヴィンテージなので、若いのか経過年数が経っているのか、店頭では分かりません。

今(2013年7月現在)売っているこのワインはあまりコンディションが良くないかもしれませんが、つぎのロットになれば良さそうな気がします。

ラベルに見覚えが無かったので、このワイン初めてかと思ったら、昨年飲んでました。
・アドロ 赤 NV(2012年4月購入)
ラベルの色が違うので、去年飲んだものとは違うのかな。

という事は、このワインは今年のロットってこと?
ではこの過熟感は最初から?

でも安売りしていたので、きっと何かあったに違いない。
中身は去年と同じでラベルだけ変えたとか・・

あれこれ詮索してもしょうがないですが、現在店頭にあるこのワインは、オススメできませんね。

■関連リンク

アドロ 白 NV(2014年購入)

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