2013/07/07

ブリコ ピノ・ノワール 2012 (ブラインドテイスティング:外す)

ブリコ ピノ・ノワール 2012
(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・ガメイ:11)\1680
(2)ピノ・ノワール(仏:地理的表示無し:12)\1480
(3)サンジョヴェーゼ50%、モンテプルチアーノ30%、メルロー20%(イタリア:ラツィオ州:IGPラツィオ:12)\1180

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:鮮やかな紫のフチをした、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、よく熟した、濃縮感がある

【香り】
豊かさ:やや弱い
特徴:イースト香、グリーン系ハーブ、ガリーグのような、オリエンタルスパイス、ヴェジェタル、プルーン、松前漬け?
香りの印象:開いている、個性的な香り

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:なめらかな、強さがある
タンニン分:緻密、サラサラした、弱め
バランス:まろやかな、流れるような、アルコールが浮き気味
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
シンプルで軽め。個性的なまとまり。

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
鮮やかな紫色のフチをした、濃い外観。
ねっとりした液面で、深みのある輝きがある。

香りは、紹興酒のような、佃煮のような、個性的な印象がある。
煮詰めた果実とオリエンタルスパイスのような感じ。
サンジョヴェーゼで時々こういった印象を感じることがある。

飲みくちはミディアムボディで、果実感は少なく、ドライでスパイシーな印象。
アルコールがやや浮き気味で、ややバランスが悪い。

ちょっとぶどうを干してからワインにしたようなイメージ?

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ、モンテプルチアーノ、メルロー
で、ブー

なんと、ピノ・ノワール!

【総評】
ブリコ ピノ・ノワール 2012
Bourricot Pinot Noir 2012

フランス:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1480円で購入。

このピノ・ノワールは、ほとんどの人が当たらないのでは。

まず、外観が鮮やかな紫って点で、ピノ・ノワールらしくない。
ピノ・ノワールって、若くても、落ち着いた色調のものが多いですよね。(いいわけ)

外観は、深い透明感があって、濃く作られたピノ・ノワールって感じ。

香りは、独特な焦げ系の香りが、品種本来の香りを隠しています。
オリエンタルスパイスとか、紹興酒とか、松前漬けのような印象があったのは、すべて木樽由来の香りみたい。
ピノ・ノワールが本来持っている繊細さはあまり感じられません。

味わいは、マイルドで飲みやすく、ドライ。
軽めのアタックから、ふわっと少しボリュームが出て、ドライで辛口のフィニッシュ。
すっきりした辛さで、後味はキレイです。

飲み終わりの満足感は良いですね。

でもピノ・ノワールってことがイマイチ納得いかないんですよね。
らしくない、というか。

今日の晩御飯は、豆腐と山芋入りハンバーグ。
ハンバーグと言いながら、ほぼ精進料理のような味わい。

あまり期待せずに合わせてみると、意外と悪くありません。
このワイン、ちょっと独特な味わいですが、食事には合わせやすいみたい。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
今日の食事には合わなかったけど、美味しい、という評価です。

食事が終わって、ワインだけになってもそれなりに飲めますね。
最初に感じた不思議な香りはだんだん落ち着いてきました。

でも個人的には、ちょっとつまらないタイプのワインかな~。
ニューワールド的というか。

角が落とされすぎて、個性が消えてて、ちょっとお化粧気味な印象なんですよね。

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ブリコ ピノ・ノワール

※サイトより引用
「Bourricot」はブルゴーニュのメルキュレーのネゴシアン、「N. ランジュロン」によるヴァン・ド・ペイのブランドで、2010年にモンペリエで開催された南仏ワインの大展示会「ヴィニシュッド」及び「VINEXPO香港」で発表され注目を集めました。
ピノ・ノワールはロワール産、シャルドネは南仏産で、それぞれの地域から買い付けたぶどうから醸造してつくられます。
「私たちはブルゴーニュのネゴシアンですので、なによりも上品さを重視します。いわゆる「濃い」ワインは造りません。ピノ・ノワールは、石灰岩質と泥灰土質の土壌にこだわって、とりわけミネラルに富むものを買い付けました。」(マルタン・ローラン)。
「ブリコ」はロバのことで、酒神「サン・ヴァンサン」のしもべです。
ブルゴーニュでは、サン・ヴァンサンとロバに関する様々な言い伝えがありますが、その昔このロバがある畑の葉や枝をむしゃむしゃと食べたところ、その畑のぶどうが素晴らしい出来になった、そこから剪定が発見されたという話にもあるように、ロバがサン・ヴァンサンに、栽培とワイン造りを伝えたということになっています。
「そのロバにあやかりたいと思って、ブランド名に採用しました」(笑)。
ニューヨークのビストロなどでちょっとしたブームになっているという「ブリコ」。
濃過ぎずちょうどよいバランスです。
ロワール産のピノ・ノワールを買い付け、ステンレスタンクで 醸造しました。
造り手のマルタン・ローラン氏は、 「私達は、ブルゴーニュのネゴシアンですので、何よりも上品さを重視します。いわゆる『濃い』ワインは造りません。 ピノ・ノワールは石灰岩質と泥灰土質の土壌にこだわって、とりわけ ミネラルに富むものを買い付けました。」
ニューヨークのビストロなどでちょっとしたブームになっているという「ブリコ」。
濃過ぎずちょうどよいバランスです。

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