2012/10/14

ラ・カーヴ・ドギュスタン・フローレン モルゴン 2010 (ブラインドテイスティング:当てる)

ラ・カーヴ・ドギュスタン・フローレン モルゴン 2010
(1)テンプラニーリョ(スペイン:DOラ・マンチャ:11)\1250
(2)モナストレル100%(スペイン:地中海地方:DOフミーリャ:11)\1150
(3)ネグロ・アマーロ(伊:プーリア州:DOCサリーチェ・サレンティーノ:09)\980
(4)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCモルゴン:10)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した、やや透明感あり

【香り】
豊かさ:それほど強くない
特徴:赤い果実、フローラル、なめし革、ミネラル、硫黄、プルーンのような加熱した果実
香りの印象:控えめな、上品な印象

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:フレッシュ、おだやか
バランス:軽めで心地良い
タンニン分:強さがある、緻密な印象
アルコール度:やや弱め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(チャーミング)

【評価】
ライトで上品なまとまり

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
底がうっすら見えるくらいの透明感は、イタリアかガメイが候補。

香りは弱めで品種の特定が難しいが、焦がした飴のような印象や、赤い果実の印象がガメイっぽい。
ただ、イタリアも外せない。

味わいは、ライトで上品なイメージ。
タンニンがやや強く、後味を締めている感じがどちらかというとフランスっぽい印象。

クリュ・デュ・ボージョレは何回かしか飲んだことはないが、印象は近いかな。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ピンポン

カジュアルだけど、クリュ・デュ・ボージョレらしさもありますね。

【総評】
ラ・カーヴ・ドギュスタン・フローレン モルゴン 2010
La Cave d'Augustin Florent Morgon 2010

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCモルゴン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ

イオンで、980円で購入。

カミさんに、ボージョレのワンランク上と伝えて価格感を聞いたら、1980円。
980円と伝えたら、まあお得感あり、との返答。
味わいは、可もなく不可もなくって事らしいです。

確かに、軽めのまとまりなので、第一印象でグッと掴むものはありません。
まあ、良く出来てるかな、くらいの感じ。

軽めのワインが嫌いな人はダメそうな感じで、ややそっけない印象があります。

こちらから、良いところを探しにいってあげないとダメなタイプ。

ただ、価格を考えると、気軽に普段の食事に合わせやすそうです。

今日の晩御飯は、チキンソテーとミネストローネ。
和風のステーキソースでちょうど合うかなと思っていたら、カミさんが失敗して、塩辛くて合いませんでした。

ミネストローネスープは粉チーズを振るととても良く合いました。

軽めで、香りも主張が少ないので、家庭料理には合わせやすそうなタイプです。

食事が終わってワインだけになっても、スーッと入ってくる感じがいいですね。
少しヒンヤリした、クールな飲み口がいいんですね。

香りはもともと弱かったものが、時間とともに、どんどん弱くなってきました。

メリハリのある、しっかり濃いワインが好き、って人にはまったく勧められませんが、ちょっとイジイジした内向的なワインも嫌いじゃない、という人はオススメですね。
(褒めてないかも・・)

■モルゴンの特徴
フランスAOCワイン事典より

AOCモルゴンはボージョレの赤ワインの中でも特級と見なされるクリュ・デュ・ボージョレに格付けされた10の生産地区の1つ。
ヴィリエ・モルゴン村に広がり、生産面積は1108ヘクタール、AOCブルイィに次いで2番めに大きい。
長期熟成のポテンシャルを備えた力強くコクのある芳醇な赤ワインが生産される。
特にテロワールが優れた7区画、Grand Cras、Les Charmes、Cote du Py、Corcelette、Les Micouds、Douby、Javerniereはモルゴンの呼称の後に併記できる。
深みのある紫紅色またはきらめくあざやかなルビー色で、チェリー、赤桃、アンズ、プラムなどの核果実の香りがする。熟成させると木イチゴやキルシュの香りが現れ、森の腐葉土の香りを伴う。
豊かで肉づきがよくストラクチャーがあり、複雑で力強い。
熟成すると有名な「ロッシュ・プーリー(風化した岩)」の土壌と密接に結びついた「モルゴンヌ」といわれる、ブルゴーニュワインを想起させる味わいが現れる。
畑は、南東に面し、ピ山を中心に標高250~500m、主体は350mに広がる。
風化した第一紀古生代の下層土、テール・プーリー(風化した土壌)と呼ばれる、粘土を含む花崗岩質砂土の上に植えられている。表土は、黄土を赤く染める酸化鉄とマンガンを多く含んだ黄鉄鉱片岩が風化したもろい岩、および、粘土を含む変成岩からなる。ロッシュ・プーリーと呼ばれるのは、風化の進んだ片岩とたいへん古い青緑の溶岩である。
ブドウ品種は、ガメイ。シャルドネ、アリゴテ、ムロンも13%まで認められるが、実際にはガメイ100%で造られる。


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