(1)カベルネ・ソーヴィニヨン54%、メルロー26%、タナ7%、マスカット・ベーリーA4%、甲州4%、ノートン3%、その他2%(日本:山形・上山、栃木・大平町、栃木・足利、長野・高山村、山梨・勝沼、埼玉・熊谷、群馬・赤城)\1715
(2)シラーズ(豪:南オーストラリア:10)\980
(3)シラーズ(南ア:WOウエスタン・ケープ:11)\924
(4)テンプラニーリョ40%、モナストレル40%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%(スペイン:DOバレンシア:07)\898
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:黒っぽく、落ち着いた色調の赤、濃いルビー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:やや熟成感がある、やや明るい
【香り】
豊かさ:弱め
特徴:硫黄、還元香?、薬、グリーン系のハーブ、スパイス、ややフローラル、生木、血液、鉄サビ
香りの印象:還元状態?
【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):控えめ
酸味:フレッシュで、強め
バランス:ライトでフレッシュ、ややアルコール強め
タンニン分:サラサラした、柔らかい
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
スパイシー、フローラル
【評価】
ライトなボディで深みのある味わい
【供出温度】
15-18度
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【判定】
やや明るさのある外観からは、ニューワールドのシラー2本は消える。
日本かスペイン。
香りは、還元状態なのか、イマイチ特徴が掴みづらいが、香木やガリーグといったタイプの香りが強い。
グリーン系という点ではカベルネ・ソーヴィニヨンが候補になるが、日本もスペインも入っている。
味わいはライトながら、深みがあり、ややアルコールが浮き気味。
ドライで、後味に収斂性があって、何となく日本っぽい。
硫黄のような印象というか、鼻をつくケミカルさがずっと取れないが、何となく鉄サビっぽい感じがモナストレルも感じさせる。
これはなかなか悩むところ。
でも全体的に感じる、余裕が無い感じというか、冗談が通じなさそうな感じというか、いっぱいいっぱいです、という雰囲気が何となく、日本っぽい。
ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、タナ、マスカット・ベーリーA、甲州、ノートン
で、ブー
南アフリカのシラーでした。
【総評】
ムーンライト オーガニック シラーズ 2011
moonlight organics shiraz 2011
南アフリカ:WOウエスタン・ケープ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ
ヴァン・ヴィーノの通販で、6本セット5900円で購入。1本あたり984円
参考価格は924円。
もう、何もかも外れです。
品種も違う、生産国も違う、しかもこれオーガニックなので、SO2添加してないんですよね。
もう、ダメダメです。
改めてシラーという事で飲んでみると、スパイシーさは確かにあれど、よくある甘い印象が無くて、いわゆるシラーっぽくないんですよね。
ふっくらとしてないというか。
痩せて尖ってるような感じ。
最近、立て続けにシラーっぽくないシラーに当たっているのですが、何だか、傾向が変わってきたような感じがしますね。
今日の晩御飯は焼き鳥味の鶏のソテー。
このワインに合わせると、ちょっとトゲトゲして、イマイチ合わない部分があります。
でもまあ、そんなに主張が強くないので、ギリギリセーフです。
このワイン、何とも評価が難しいですね。
人によっても評価が随分違いそう。
2011年のワインなのに、プルーンのような熟成感があったり、独特な味の構成を持ってます。
ベースはしっかりしてて悪くないワインだと思うので、機会があったらまた飲んでみたいですね。
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