2012/06/13

ヴォルペット キアンティ 2010(ブラインドテイスティング:外す)

ヴォルペット キアンティ 2010(1)カベルネ・ソーヴィニヨン54%、メルロー26%、タナ7%、マスカット・ベーリーA4%、甲州4%、ノートン3%、その他2%(日本:山形・上山、栃木・大平町、栃木・足利、長野・高山村、山梨・勝沼、埼玉・熊谷、群馬・赤城)\1715
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:ペイ・ドック:10)\1180
(3)シラーズ(豪:南オーストラリア:10)\980
(4)テンプラニーリョ40%、モナストレル40%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%(スペイン:DOバレンシア:07)\898
(5)サンジョヴェーゼ主体(伊:トスカーナ州:DOCGキアンティ:10)\880

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや弱め
色調:少し紫っぽい、ガーネット
濃淡:濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:ブルーベリー、硫黄、血液、針葉樹
香りの印象:還元状態? かなり弱い

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘さ
酸味:フレッシュで、強め
バランス:ライトでフレッシュ
タンニン分:サラサラした、後味に強めに残る
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュ)

【評価】
ライトでフレッシュでドライ。

【供出温度】
11-14度、15-18度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
かなり濃くて若々しい外観からは、日本以外が候補。

香りはとても弱め。
果実香は弱く、硫黄や薬品系の印象が強い。
還元状態かも。

味わいは、香りとうらはらに、フルーティでフレッシュ。
アルコール度も弱く、ジュースっぽい。
価格的には安そうな印象。
しかもグローバル品種ではなく、ローカル品種のイメージ。

テンプラニーリョかサンジョヴェーゼで絞り込むが、香りはガチガチに閉じているし、味わいもジュースっぽいし、何とも判定がつかない。

2択となると、サンジョヴェーゼっぽくは無いかな。

ファイナルアンサーで、テンプラニーリョ、モナストレル、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

何とブラインドテイスティング、6連敗。

【総評】
ヴォルペット キアンティ 2010
VOLPETTO CHIANTI 2010

イタリア:トスカーナ州:DOCGキアンティ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ主体

リカーランドトップで、880円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、880円でドンピシャ。
キャンティっぽくなくて、酸っぱいけど、でも悪くない、という評価。

飲み進むと、木樽の影響が強すぎるのが気になってきました。
杉の板の香りを嗅いでるみたいな感じ。

今日の晩御飯は、煮豚。
チャーシュー風味の、豚肉ブロック煮込み、みたいなやつ。

合わせてみると、ワインが歩み寄っては、料理に弾かれる、みたいな微妙な合い方をします。
でも、まあ、そんなに悪くありません。

ポテトサラダにも、意外に合いました。

飲めば飲むほど、ワインになりかけ、みたいなやや出来損ないな感じがあるのですが、飲み進んでも意外と悪くないんですよね。

何か不思議な魅力を持ってます。

ちょっとジュースっぽいけど、家庭料理にも合わせやすいみたいだし。

でも、最後まで青臭さが抜けません。

口あたりはボソボソ、後味は収斂性があって酸っぱい、でも後味に残るチャーミングなフルーツ感が魅力、というちょっと不思議なワイン。

良さはあるけど、人には薦めにくい感じですね。

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