2012/05/27

ムーンライト シュナン・ブラン&ソーヴィニヨン・ブラン 2011(ブラインドテイスティング:外す)

ムーンライト シュナン・ブラン&ソーヴィニヨン・ブラン 2011
(1)ソーヴィニヨン・ブラン34%、セミヨン33%、ミュスカデル33%(仏:ボルドー地方:AOCアントル・ドゥ・メール:11)\2080
(2)デラウェア(日本:山梨県:10)\1320
(3)グリッロ100%(伊:シチリア州:IGTシチリア:10)\982
(4)シャルドネ100%(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\966
(5)シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン(南ア:WOウエスタン・ケープ:11)\924

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:オレンジがかった、ベージュっぽいイエロー
濃淡:中庸
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:やや成熟感がある

【香り】
豊かさ:最初しっかりと感じられる→時間が経つと弱くなる
特徴:カリン、熟した果実、スモーク、樹脂、香木、シードル、ナッツ
香りの印象:熟成感のある、木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:柔らかいがしっかりしている。
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:なめらかで、しっかり強め
バランス:厚みのある、強さのある
苦味:コク(深み)を与える
アルコール:強め
余韻:やや長め

【フレーヴァー】
熟成感のあるフルーティさで、ややスパイシー

【評価】
ボリューム感がありながら、優しい飲み口。

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【判定】
外観がオレンジっぽくて、輝きが強め。
少し熟成した印象があって、3年前くらいの印象がある。
2010年の2本が候補?

香りは、熟した果実や、香木、ユーカリ、樹脂をイメージさせる、個性的な印象。
グローバル品種では無いとすると、グリッロあたりが候補か?

味わいは柔らかく、ボリューム感を持っている。

ややアルコールが強めで、突出した感じもある。

割と力のある感じだが、グリッロってそれほど力の無い印象がある。

グローバル品種を使った他のワインの可能性を検討。

アロマティック品種の印象は無いので、デラウェアとシュナン・ブランは外す。
そうなると、シャルドネかボルドー。

シャルドネは多分違うが、ボルドーはちょっと可能性があるかも。
口あたりが柔らかくボリューム感があるあたりはボルドーっぽさがあって、ちょっとリンゴやシードルの印象があるのもボルドーっぽい。

特徴としては、ユーカリオイルのような木の印象と、ほんのり甘めの優しい口あたり。

価格的には、2000円を超える感じではないかも。

ファイナルアンサーで、グリッロ
で、ブー

シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブランでした。

【総評】
ムーンライト シュナン・ブラン&ソーヴィニヨン・ブラン 2011
moonlight organics chenin blanc/sauvignon blanc 2011

南アフリカ:WOウエスタン・ケープ
アルコール度:13%
ブドウ品種:シュナン・ブラン66%、ソーヴィニヨン・ブラン34%

ヴァン・ヴィーノの通販で、6本セット5900円で購入。1本あたり984円
参考価格は924円。

なるほど、口あたりの甘い感じはシュナン・ブランなんですね。

時間とともに、香りがどんどん弱まってくるので、何とも特徴を掴みづらいのですが、シュナン・ブランというよりは、ソーヴィニヨン・ブランの方が強め?

とまあ、品種の個性は掴みづらいとはいえ、このワインは良い感じでまとまってます。

柔らかさとボリューム感のバランスとか、口あたりの甘みと後味のスッキリ感のバランスとか、オーガニックのナチュラル感も良い感じ。

何か魅力のあるワインですね。
後味のスッキリ感がいいのか、チャーミングなフルーツ感がいいのか。

優しく飲みやすい感じもいいんですね。
食事無しで、どんどん飲めるタイプです。

南アフリカのワインってそんなに多く飲んでいませんが、いままで飲んだ南アの白の中では一番美味しいかも。
ナチュラル感がいいのかな?
自然なフルーツ感?

カミさんに価格感を聞いたら、780円。
感想は、「う~ん、って感じ」らしいです。
意外と低評価ですね、あれれ?

温度が低めだと、ちょっと種の部分の印象があったり、エグ味を感じるので、そこがカミさんのマイナスポイントだったかもしれません。

ちょっと温度高めの方が、ふっくらしてる感じがあっていいかもしれません。

あとは食事と合わせた印象かな。

と、言いながら、今日の晩御飯は、イカの一夜干しと、アジの開き。
生臭系の和食で、これはまったく合いません。

サツマイモの水煮があって、それが何とか合った感じ。
お芋の素朴な甘さに、フルーツ感を加えてくれます。

グラスに入れっぱなしで放置してあったものが、意外とダレてなくて、酸っぱくもなってませんね。

やっぱりこのワイン、良いと思うんですよね。

南アフリカで1000円弱という価格帯は、やや期待感が強めになりますが、オーガニックとフェアトレードという2点で、完全にクリアですね。
それでこの味わいなら、文句なしです。

■楽天ショップへのリンク

ステラー・ムーンライト・オーガニック・シュナンブラン・ソーヴィニョン・ブラン 2012

※サイトから引用
造り手である[ステラー]は、オーガニック栽培・醸造一筋に造り始め、初ヴィンテージは2002年。初ヴィンテージから、国際大会でいきなり数々のメダルを獲得し、『リーゾナブルで高品質なオーガニック・ワイン生産者]として知られるようになり、ついに2008年には、イギリスでオーガニック・ワインとしてNo.1ブランドに成長しました。
オーガニック栽培の認証機関であるオランダの[コントロール・ユニオン・サーティフィケーション]から認証をうけていて、EUの基準を満たしていることはもちろん、それよりもさらに厳しい基準でオーガニック栽培を実践しているワイナリーです。現在の技術水準をもってすれば、SO2は添加する必要はなく、醸造過程で発生するSO2のみで十分美味しく長持ちするワインができる、という見解ももっていて、実際に添加SO2を行わないワインも造り、高い評価を得ているワイナリーなんです。そういう意味でも、今やオーガニック界を代表するワイナリーとなっています。
南ア白の代表品種であるシュナンブランを主体に、ソーヴィニョン・ブランをブレンドした白ワイン!!。
ふくよかなシュナン・ブランらしい骨格に、すがしがしいグレープフルーツや青草の香りを感じさせるソーヴィニョンブランの特徴ある味わいが加わり、全体をきりりとした印象のワインにまとめあげています!!。

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