2012/05/19

ラ・クロワザード レゼルヴ カベルネ シラー 2010(ブラインドテイスティング:外す)

ラ・クロワザード レゼルヴ カベルネ シラー 2010
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン54%、メルロー26%、タナ7%、マスカット・ベーリーA4%、甲州4%、ノートン3%、その他2%(日本:山形・上山、栃木・大平町、栃木・足利、長野・高山村、山梨・勝沼、埼玉・熊谷、群馬・赤城)\1715
(2)カベルネ・フラン100%(仏:南西地方:AOCベルジュラック:06)\1250
(3)シラーズ(豪:南オーストラリア:10)\980
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン50%、シラー50%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPペイ・ドック:10)\950
(5)テンプラニーリョ40%、モナストレル40%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%(スペイン:DOバレンシア:07)\898

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:紫がかった、ガーネット
濃淡:かなり濃い
ディスク:やや薄い
粘性:強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、色づきが良い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:チョコレート、タバコ、カラメル、カシス、針葉樹、香木
香りの印象:開いている、木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘さ
酸味:フレッシュ、おだやか
バランス:やや軽めのボディで心地良い
タンニン分:穏やかだが、後味に強く残る
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮した)

【評価】
濃縮感はあるが、ボディは軽めで、甘みが特徴

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
かなり濃くて、テラテラした液面がちょっと高そうな印象。

香りは木樽からの影響が強め。
茎のようなグリーン香はカベルネ・ソーヴィニヨンの印象。

味わいは、甘みと意外な軽さが特徴。
これはちょっと特殊な分類のワイン。
というか、日本のワイン?

ブドウ自体に力が無いところを、人の努力で濃縮感のあるワインに仕上げているようなイメージ?

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、タナ、マスカット・ベーリーA、甲州、ノートン
で、ブー

あれー?ラングドックでした。

【総評】
ラ・クロワザード レゼルヴ カベルネ シラー 2010
LA CROISADE RESERVE CABERNET - SYRAH 2010

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン50%、シラー50%

リカーランドトップで、950円で購入。

なるほど、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーですね。
こんなに強力なブドウ品種のタッグなのに、何というか、力が無い感じが不思議ですね。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円と意外と高評価。
ちょっと甘いかな、という評価でしたが、たくさん飲んでました。

今日の晩御飯はミートローフ。
合い挽きで野菜もたくさん入っている軽めの肉料理ですが、このワインだとまあ、そこそこ合います。

このワイン、甘みがポイントになりますね。

グラスに残り少なくなっても、そこそこ香りはダレてきません。
というか、逆にフローラルな印象が強くなって、華やかさが出てきますね。

味わいはずっと優しくておだやか。
ちょっと熟したフルーツの印象が南ローヌのグルナッシュ的なイメージ。

最初はちょっと違和感があったけど、飲んでると素直な印象で悪くないですね。

後半どんどん良くなって来ました。

もう少しじっくり飲むと良さが出てくるのかも。

ワインが残ったので、次の日に飲んでみたら、くすり箱のような印象はあるものの、華やかさは強くなってるみたいです。

飲み口は相変わらず、優しくておだやか。

個性をしっかり持っている、いいワインなのではないでしょうか。

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