(1)シラー、グルナッシュ、カリニャン、その他(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール:08)\1220
(2)メルロー、モナストレル、プティ・ヴェルド、シラー(スペイン:バレンシア地区:ヴィノ・デ・メサ:05)\1080 (6本セット@664円で購入)
(3)プティ・ヴェルド(スペイン:地中海地方:DOフミーリャ:07)\1040
(4)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地域:カサブランカ・ヴァレー:10)\980 (6本セット@664円で購入)
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや弱め
色調:紫がかった、ガーネット
濃淡:濃い
ディスク:薄い
粘性:やや弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、よく熟した、濃厚な
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、ブラックベリー、タバコ、燻製肉、黒胡椒、針葉樹、チョコレート
香りの印象:開いている、木樽のニュアンス、酸化熟成の段階にある
【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):控えめ
酸味:フレッシュな、まろやかな
バランス:心地良い、豊満な
タンニン分:サラサラとした、強い
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティー(濃縮した)
【評価】
濃縮し、力強い
【供出温度】
15-18度
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし、飲む直前
【判定】
若々しくて、かなり濃い外観。
この中では2008年コルビエール? もっと若い感じだけど。
香りは、スパイシーで、濃厚、ここでもコルビエール。
味わいは、意外とスムーズで優しい飲みくちで、シラーっぽい甘みもありながら、タンニンもしっかりしていてい、伝統産地のイメージ。
さすがにピノ・ノワールと、2005年のスペインは無さそうだけど、2007年のプティ・ベルドはある?
香りも複雑性があって、飲み口も味が2段階くらいで変わる印象があるので、やっぱり複数品種が入ってる感じ?
ファイナルアンサーで、コルビエール
で、ピンポン
真っ黒なラベルのイメージ通りの味わいです。
【総評】
シャトー・デュ・リュック コルビエール 2008
Chateau de Luc Corbieres 2008
フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCコルビエール
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラー、グルナッシュ、カリニャン、その他
リカーランドトップで、1220円で購入。
カミさんに感想を聞いたら、「あまりおいしくない、880円。」との評価。
濃いワインが嫌いな人にはダメみたいですね。
一昔前の濃いワインが流行った頃のイメージでしょうか。
飲み口は意外とスムーズですが、後味が重い?
濃いワインでも、後味が軽いと印象が良いですが、このワインは飲み終わった後の余韻がイマイチ。
タンニンが強すぎるのが原因かもしれません。
まあでも、これは食事と合わせると良くなるかも。
今日の晩御飯は、カレー味の肉そぼろを、ソテーしたポテトにかけた不思議な料理。
スパイシーな肉そぼろなので、ワインにも合いそうです。
合わせると、ワインの渋みは和らいで飲みやすく、フルーティになりますが、今度は甘みが気になりました。
意外と甘みがあって、食事に馴染みにくいのかも。
でも、そのまま飲むより、断然美味しいですね。
あれこれ文句を書きましたが、このワイン、何か良さを感じます。
飲んだ瞬間が美味しいんですよね。
でもそのあと、どーんと重くなる。
このワイン、ラベルが真っ黒なのですが、ちょっと重すぎる感じで、カミさんに嫌われて随分と長いこと開きませんでした。
女性受けしないラベルなんでしょうね。
高級感を出そうとして、ちょっと失敗してるデザインです。
ちょっと話しがそれましたが、飲み進むと、やっぱり魅力的な部分があります。
とにかく、口に入れた瞬間がいいですね。
クールでヒンヤリした飲みくちと、質のいいフルーツ感があります。
特にいいのが、肉系を食べたあとで飲んだ時ですね。
とてもフレッシュ感があって、口がサッパリします。
でもワインだけで飲んでると、やはりタンニンと重さが気になるんですよね。
良い点、悪い点、いろいろありますが、フレデリック ロジェという生産者のワインをもう少し飲んでみたいと思いました。
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