2011/08/30

ジョルジュ・デュブッフ オリジナル シラー ムーンダストラベル 2003(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)ツヴァイゲルトレーベ(日本:岩手県:花巻市大迫町:07)\3570
(2)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970
(3)シラー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル(仏:ラングドック・ルーション地方:AOPコルビエール:10)\950
(4)シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:03)\598

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
落ち着いた色調の、濃いガーネット。
ほとんんど黒に近いが、フチはほんのりオレンジがかってるルージュ。
深い透明感があるが、底はまったく見えない。
粘性は強めで、脚が長く残る。

【香り】
濃厚なフローラル。
ジャム。
グリーン系スパイス。
グラスを回すとなめし革。
香りは濃厚で、化粧品かのようなフローラル香がある。
グラスを回して十分空気に触れさせると、ケミカルな印象がたってくる。
その後少し時間がたつと、熟成感のある落ち着いた印象になる。

【味わい】
残糖をかすかに感じるセック。
マイルドな熟成感のある口当たりながら、フルーティさも強め。
ミディアムボディ。
酸味は強く、熟成した深みがある。
タンニンはきめ細かいがしっかり効いている。
アルコール度は強め。
後味は乾く。
余韻は長く続く。

【判定】
熟成感のあるオレンジのさした外観。
2007年ツヴァイゲルトレーベか、2003年シラー。

香りは強烈なフローラル香。
青っぽい、茎っぽい印象もある。
少し鼻を突く、ケミカルな印象もあり。
シラーっぽくは無いかも。

味わいは、熟成感のあるミディアムボディ。
なんとなく、シラーっぽくは無い。
熟成感のせいか、品種の個性か、独特な味わいを持っている。
アルコール度がやや強めで、バランスがいまいちだが、全体的には上質感がある。

価格が5倍以上違うので、なかなか難しいが、この味わったことの無い個性は、ツヴァイゲルトレーベのような気がする。

ファイナルアンサーで、ツヴァイゲルトレーベ
で、ブー

2003年シラーでした。

【総評】
ジョルジュ・デュブッフ オリジナル シラー ムーンダストラベル 2003
GEORGES DUBOEUF SYRAH 2003

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シラー

リカーランドトップで、598円で購入。

強烈なフローラル香で、これはジョルジュ・デュブッフだな~、って思ったのですが、熟成したシラーが醸しだす、個性的なアロマに惑わされてしまいました。

これはワゴンセールだったので、特別安いですが、この熟成感が味わえるんだったら、1500円くらいまで出してもいいですね。

カミさんにワゴンセールだった、という前提で価格感を聞いたら、980円、って答えてました。

このワイン、ラベルが損してますね。
ちょっと安っぽくて、ワインとして美味しそうじゃない。
それでワゴンセールになったのかな・・・

でもとっても美味しいワインです。
これはいいですね。

熟成してるけど、軽めなので食事に合わせやすそうです。

今日の晩御飯は鶏のから揚げ。
バランス的には全然問題ないのですが、せっかくの熟成感との相性はさすがに難しいですね。

スパイスを多く使ったような鶏料理だといいのかな?
ちょっと紹興酒っぽいので、中華とか、ものすごく合いそうです。

熟成感がありながら、フレッシュさもあって、ワインとしては力が落ちてない印象ですね。

というか、元気もりもり?
軽めのボディにパワーを感じます。

元気なおばあちゃん・・・
いやいや元気なアラフォー女子くらいでしょうか。

ジョルジュ・デュブッフのワインいいですね。
なんでしょうね、元気が出るような、パワーというか、アゲアゲな印象がありますよね。

もうこの値段では売ってないと思いますが、超コスパワインです。

ジョルジュ・デュブッフのボージョレ以外のワインももっと飲んでみたくなりました。

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