2011/09/18

ライセス シラー レゼルバ 2002 (ブラインドテイスティング:外す)

ライセス シラー レゼルバ 2002
(1)ネッビオーロ(伊:ピエモンテ州:DOCGバルバレスコ:07)\1880
(2)カリニャン、グルナッシュ、シラー(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:AOPフィトゥー:08)\1280
(3)シラー(スペイン:DOバルデペーニャス:02)\1280
(4)コルヴィーナ、ラボッソ(伊:ヴェネト州:IGTデッレ・ヴェネィエ:09)\980
(5)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若さのある色調の、やや濃いガーネット。
ほとんど黒に近いが、ぼんやりと赤味があり、フチ8mmくらいは鮮やかなルージュ。
さらにフチ1mmは無色透明。
深い透明感があるが底はギリギリ見えないくらい。
粘性は弱め。

【香り】
チョコレート。
たばこ。
カラメル。
濃厚な甘い焦げ臭がメイン。
ジャムのような果実香。
グラスをまわすと、プルーンのような甘い果実香。
火の入った果実に、シナモンをふりかけたようなデザート系の香り。
スパイス香もどんどん強くなる。
香りは厚みがあるがキュートでスイートな感じ。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
優しく、やや拍子抜けするような軽い口当たり。
ミディアムボディ。
ただアルコール度は高そう。
酸味は穏やかで柔らかいがしっかりと効いている。
タンニンはきめ細かく優しい。
舌の真ん中がちょっと乾くくらい。
少し熟成感を感じる。
柔らかいアタックから、優しい酸味とタンニンが広がるが、割と早めにしぼんでしまい、微かに乾く後味にフルーツ感が残る。
余韻は短い。

【判定】
濃い外観ながら、わずかに明るさと透明感のある感じは、イタリアが近い?

香りは濃厚な煮詰めた果実感で、さらにスパイス。
シラーが候補。
ただ、あまりに特徴的なので、日頃あまり飲まない、ネッビオーロあたりも視野に入れておく。

味わいは意外と軽め。
香りの印象はフルボディだけど、これはミディアムくらい。

ワインの強さで行くとバルバレスコまでは行かなさそう。
それにかなりの熟成感。
色では分からなかったが、飲むと結構熟成感がある。

シラーが入ってる2本は、2002年と2008年。
さすがに2002年って事はないか。

そうなると2008年フィトゥーだが、あまりに香りが個性的なので、2009年のコルヴィーナ、ラボッソも検討。

そうそうそう、これちょっとサンジョヴェーゼっぽい、紹興酒のような印象なんですよね。
あー、これはきっとイタリアだ。

ファイナルアンサーで、コルヴィーナ、ラボッソ
で、ブー

やっぱりシラー、スペインでした。

【総評】
ライセス シラー レゼルバ 2002
Raices Syrah Reserva 2002

スペイン:DOバルデペーニャス
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー

ダイエーで、1280円で購入。

このワイン、危険です。
デザートのような甘い感じと口当たりの軽さで、どんどん飲んでしまいそう。

カミさんに価格感を聞いたら、980円。
軽めの口当たりが安めに感じるけど、スパイシーで美味しい、という評価。

今日の晩御飯はポークソテー。
ソースはオニオン醤油味です。

合わせてみると、ワインが甘すぎて、いまいち合いません。
このワイン甘みとフルーツ感が強いので、家庭料理に合わせるのは難しいかもしれませんね。

ソースが甘めのデミグラスソースのハンバーグとか、カレーでしょうか?
フルーツとの相性がいい料理じゃないとワインとケンカしそうです。

カミさんに合いそうな料理を聞いたら、ハーブの聞いたチキンのソテーだそうです。

わたしは甘みが気になったのですが、カミさんはスパイシーさがポイントだったみたい。
人それぞれで注目点が違うんですね。
総合するとタンドリーチキンくらいでしょうか?

スパイシーでフルーツと相性のいい料理、って感じなので、和食は完全に無理そうです。

とはいえ、このワイン、魅力があって、食事が無くても結構いけます。
なんとも言えない、可愛らしいチャーミングさがあるんですよね。

距離を縮めたい、意中の女性に飲ませたくなるようなワイン、って感じがしますね。
女性受けは良さそうです。

この価格で、この熟成感はお買い得ですね。

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