2011/07/20

ラス・ビシャス 白 NV(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)ソーヴィニヨン・ブラン、ユニ・ブラン(仏:地理的表示なし:NV)\628
(2)マカベオ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\500
(3)マカベオ、ペドロヒメネス(スペイン:バレンシア州:DOバレンシア:NV)\368
(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー:10)\368

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラス・ビシャス 白 NV【外観】
グリーンがかった、やや淡いレモンイエロー。
色調はシンプルで淡く、少しグレーっぽい。
輝きは大人しい。
粘性は弱め。

【香り】
熟した果実香。
スモーキー。
ミネラル?
独特なクセのある果実香。
グラスを回すと、クリームやシロップのようなデザート感が出てくる。
急に垢抜けたような印象。
ただやはり、シェリーっぽい熟成感のようなものがある。
香りは弱めでクセがある。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
酸味はしっかりしてて、重みを持っている。
ボディは意外とふっくらしている。
アタックはマイルドで、ちょっと重みと、果実感がある。
アルコール度はそこそこ。
全体的には、わりと良いワインの印象。
後味はアルコールが残り、少し乾く。
余韻は少し続く。

【判定】
グリーンっぽくて明るい感じは、マカベオ以外?
マカベオはちょっとオレンジっぽい印象がある。

香りは独特な熟成感を持っていて、ちょっとシェリーっぽい。
そうなると、とたんにマカベオになる。

味わいはほんのり甘みを残した、ボリューム感を感じるタイプ。
甘みの感じもマカベオっぽい?

シャルドネの可能性もあるので、再度香りを確認。
厚みのある香りに、ほんのりミントっぽいアクセントが出てきた。

複数の品種がブレンドされているような複雑味を感じるのと、ユニ・ブランの強いアルコール感の印象がある。
ソーヴィニヨン・ブランの印象は薄いけど、南西地方の白によくある感じのような。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、ユニ・ブラン
で、ブー

なんと、マカベオ、ペドロヒメネスのスペイン。

【総評】
ラス・ビシャス 白 NV
LAS VILLAS BLANCO NV

スペイン:バレンシア州:DOバレンシア
アルコール度:12%
ブドウ品種:マカベオ、ペドロヒメネス

OKストアで、368円で購入。

ペドロヒメネスは無いだろうって思ったのですが、この甘みと、価格以上のボリューム感は、たぶんペドロヒメネスのおかげですね。

最初に感じたシェリーっぽさは、やっぱりスペインワインだったのか、残念。
ブラインドテイスティングって、最初の印象が重要なんですよね。
迷って外す事が多いです。

カミさんに価格感を聞いたら、480円。
グレープフルーツみたいな爽やかな感じが、暑い時期に合いそう、って感想です。

このワイン、価格以上のものを感じますね。

えーっと、今日の晩ご飯は、魚の干物。
ワインには絶対合わない食材ですね。

試しに合わせてみたら、ムリムリ!って感じ。
魚の生臭さを数倍に増殖させてしまいますね。

少なくともワンコイン(500円)以上の品質感を感じるので、500円以下だったらお買い得なワインだと思います。

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