2011/07/03

サントリー ジャパンプレミアム甲州 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:09)\2181
(2)甲州(日本:山梨県:山梨県産100%:09)\1490
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:09)\980
(4)トレッビアーノ、ガルガネーガ(伊:ヴェネト州:IGTヴェネト:09)\680

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サントリー ジャパンプレミアム甲州 2009【外観】
無色に近い、淡くグレーっぽい、レモンイエロー。
ほんのり黄緑色だが、ほとんど無色。
輝きがあるというか、透明度が高い感じ。
小さな気泡がフチに多く現れる。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
柑橘系の果実香。
香りは弱めで繊細。
グラスを回すとミネラルの印象が強くなる。
オレンジのようなちょっと甘めの果実香が混ざる。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
シャープでフレッシュなアタック。
酸味は強く、リンゴの芯というか梨の種のところのような印象。
ライトボディ。
アルコール度は低め。
後味は酸味と苦みが残り、ジューシー。
ややエグ味も残る。
余韻は細く続く。

【判定】
ほぼ無色の外観からは、リースリング・リオンか、甲州。
イタリアも可能性あり。

香りは柑橘系を中心にした繊細なまとまり。
甲州っぽい。

ほんのり酵母の甘い印象があって、日本の酵母をイメージさせる。

味わいはシャープでフレッシュな酸味。
ボディはライト。
このあたりも甲州っぽい。

ただ、リースリング・リオンをよく知らないので、可能性を探ってみる。

甲州もリースリング・リオンも2009年なのでそこでは差がつかない。

リースリングのペトロール香を探してみるが、それらしきものは無い。
ここは普通に甲州か。

ファイナルアンサーで、甲州
で、ピンポン

甲州らしい味わいです。

【総評】
サントリー ジャパンプレミアム甲州 2009
Suntory Japan Premium Koshu 2009

日本:山梨県:山梨県産100%
アルコール度:
ブドウ品種:甲州

リカーランドトップで、1490円で購入。

いまどきの良く出来た甲州ですね。
スッキリとキレのある味わいです。

酸味はちょっと強すぎるかな、って感じもあります。

今日の晩ご飯は豚肉のチンジャオロース。
お互いに高め合うような合い方はしませんが、ケンカせずに馴染みますね。

軽めにバランスよくまとまっているので、和食にも良く合いそうです。

かなり酸味の強い、レモンを絞ったような味わいですが、フルーティさや香りが抑えめなので、洋食より和食のイメージでしょうか。

そうそう、ちょうど「すだち」くらいの印象なんですよね。
たけのこご飯、天ぷら、茶碗蒸し、とかに合いそう。

カミさんに価格感を聞いたら「甲州って高いんだよね・・・980円。」という感想。
確かに、悪くはないんですけど、イマイチこう、深みが無いというか。

そういう点では、ニュアンスを大事にする日本のワインというよりは、ちょっとニューワールド的な、はっきりとした性格のワインなのかもしれません。

優等生で、和食にもよく合いそうな、使い勝手のいい甲州って感じでしょうか。

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