2011/04/09

ラ・シャス・デュ・パプ コート・デュ・ローヌ 白 2008(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ:06)\1990
(3)甲州(日本:山梨県:甲府市酒折町:07)\1320
(4)グルナッシュ・ブラン、ブール・ブーラン、クレレット、ルーサンヌ(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:08)\1098

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラ・シャス・デュ・パプ コート・デュ・ローヌ 白 2008【外観】
わずかにオレンジがかった、中庸な濃さのイエロー。
まだ若さがあるが、ほんのりオレンジの色味がある。
輝きは強め。
粘性も強めで、脚が多く現れ長く残る。
色の濃淡の差があり、フチはほぼ無色。

【香り】
青りんご。
蜜。
シードルのような印象。
グラスを回すと香りにボリューム感が出てくる。
少し酸化をイメージさせる、リンゴの香りが支配的。
ボリューム感のある香りで、やや刺激的な感じ。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
トロみのある柔らかいアタック。
アルコール度は高め。
ボディも強い。
酸味はしっかりしているが優しい。
後味はキレイに消えるが、ややアルコールの印象が残る。
余韻は長く続く。

【判定】
濃い目の黄色にしっかりした輝き。
少し高めのワインの印象。

香りはシードルの印象が特徴的。
リンゴっぽさが強い。
これはアリゴテに良くあるタイプ。
価格的にも、外観の生産年の印象も近いか。

味わいはマイルドで、ボリューミー。
とても上質な印象。
ほぼアリゴテだが、シャルドネの可能性も検討。

ボリューム感はあるものの、3000円を超えるシャルドネの印象ではない。
シャルドネにしてはちょっとボディがかよわい感じ?

ファイナルアンサーで、アリゴテ
で、ブー

何と、ローヌでした。

【総評】
ラ・シャス・デュ・パプ コート・デュ・ローヌ 白 2008
LA CHASSE DU PAPE COTES DU RHONE BLANC 2008

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン、ブール・ブーラン、クレレット、ルーサンヌ

スーパー ライフで、1098円で購入。

このリンゴの印象は、アリゴテっぽくもありますが、ボルドーブランでも良くあるタイプですね。

でもローヌでこの印象っては、あまり記憶にありません。

コート・デュ・ローヌの白は、南国系フルーツの香りと、マイルドな口当たりのワインが多いですが、このワインは、酸っぱいリンゴの香りと、ちょっと収斂性を感じる、荒い口当たりです。

カミさんに価格感を聞いたら、980円。
まあ、大体合ってますね。
1000円前後のまとまりです。

今日の晩ご飯はホタテクリームコロッケ。

揚げ物と合わせると、ビールのような合い方をしますね。
口をさっぱりしてくれるような合い方です。

また、ワインの尖った酸味と、ホワイトソースが良く馴染みます。
シーフードも、クリームソースも、コロッケの衣も、ちょうどいいバランス。

ワインだけでは、ちょっと荒い感じの口当たりですが、食事と合わせると美味しいですね。

あまり特徴はありませんが、地味に良いワインかも。

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