2011/04/10
シャトー・レストリュエル 2007(ブランドテイスティング:当てる)
(1)メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン5%(仏:ボルドー地方:AOCメドック クリュ・ブルジョワ:07)\2100
(2)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(3)グルナッシュ60%、シラー40%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコスティエール・ド・ニーム:08)\1280
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
少し落ち着いたルージュの、濃いガーネット。
色調はほぼ黒に近いが、フチは黒っぽいルージュ。
透明感はかすかにあって、底は見えないが底光りするような印象がある。
粘性は強めで、脚が長く残る。
【香り】
スミレ。
凝縮感のある、黒い果実。
なめし革。
グリーン系のスパイス。
香りは強めで、華やかさがある。
グラスを回すとさらに香りは強くなる。
【味わい】
残糖をかすかに感じるセック。
マイルドで滑らかな口当たり。
フルボディ。
酸味はしっかりしているが穏やか。
タンニンはきめ細かく、ソフトな口当たり。
後味は軽く、ソフトに消えていくが、タンニンがしっかり残って、少し乾く。
余韻は長めに続く。
【判定】
少し落ち着いた、濃い外観からは、2007年ボルドーか、2008年ローヌあたりが候補。
香りは、スミレの香りが華やかなボルドータイプ。
でもローヌの可能性も捨てられない。
口当たりはマイルドで、上質。
いいボルドーって感じ。
香りも味わいもこれだけボルドーっぽくて、違う産地だったら逆にスゴイぞ。
上質感もクリュ・ブルジョワって感じだし。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン
久々にいいボルドーです。
【総評】
シャトー・レストリュエル 2007
CHATEAU LESTRUELLE 2007
フランス:ボルドー地方:AOCメドック クリュ・ブルジョワ
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン5%
伊勢丹で、2100円で購入。
最近、安いボルドーが氾濫していて、ボルドー=高品質、というイメージではありませんが、このワインはしっかりボルドーのイメージを守っている感じですね。
華やかな香りと、滑らかな口当たり。
たまには良いワイン飲んどけよ、って言っているみたい。
出来れば休日前に開けたかったかな~。
しかも、しっかりした牛肉とか、ラム肉のグリルとかにピッタリ合いそう。
こういうワインがあるから、やっぱりボルドーはいいな、って思っちゃいますね。
2100円は、超お買い得ですね。
カミさん評価では、1980円だったけど、個人的には3000円を超えるくらいの品質感を感じます。
今日の晩ご飯は麻婆豆腐。
ちょっと残念なメニューですが、合わせてみると意外と美味しい。
ただ、ワインがもったいないですけどね。
食事も終わってワインだけで飲んでいたら、あれ? 何だかちょっと変わってきたぞ。
香りから華やかさが消えてきて、ドーンと重い感じ?
口当たりのまろやかさは変わりませんが、香りが地味になってきたので、後味もちょっとボソボソする感じに。
なんでしょうね、最初あんなに良かったのに。
グラスに入れて時間が経つと、香りも飛んで、飲み口も悪くなります。
カベルネ・ソーヴィニヨンの青臭い感じが強くなってきましたね。
えー、化けの皮が剥がれた、ってこと??
最初あんなにべた褒めしたのはいったい・・・
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