2010/12/19

ル・ロゼ・ド・ジスクール 2009

 
ル・ロゼ・ド・ジスクール 2009ル・ロゼ・ド・ジスクール 2009
Le Rose de Giscours

フランス:ボルドー地方:ボルドー・ロゼAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

伊勢丹で、1995円で購入。

【外観】
明るい色合いの、サーモンピンク。
輝きが強く、キレイなフルーツゼリーのような外観。
粘性は強めで、脚が多く現れ、長く残る。

【香り】
酵母の醗酵香。
アセロラのような果実香?
フレッシュで爽やかさがある。
グラスを回すと、カラメルのような甘い印象や、スパイスが出てくる。
温度が低いせいか、香りは弱めだが、深みと複雑性を感じる。

【味わい】
残糖をやや多めに感じる、中辛口くらい。
思ったよりずっと甘い。
ライトからミディアムボディ。
まろやかで甘みのあるアタックで、ほんのりフルーティ。
酸味はマイルドで優しい。
かすかな渋味があり、舌の中心が少し乾く感じ。
アタックは優しいが、中盤、口のなかでどんどん広がり、少し余韻が続き、ややエグ味を持って消える。

【総評】
このワイン、甘さで、好き嫌いが分かれそうですね。

ロゼ・ダンジューまでは甘くありませんが、かなり残糖を残している感じ。
少なくとも、セック、ではありません。

ワイン自体は、とても素性がいい感じで、軽い中にもしっかりとしたベースを感じます。

カミさんに価格を聞いたら、1980円で、ほぼピッタリ。
やっぱり甘さが気になるみたい。
発泡してた方が飲みやすい、って言うくらいなので、相当甘く感じているみたいですね。

今日の晩ご飯は自家製ハンバーグ。
赤ワインを使ったソースがかかってますが、ロゼだとちょっと負けてしまいます。

しかもこの甘さがイマイチ合いません。

イタリアンドレッシングのサラダに、意外と良く合いました。

うちで焼いたシュトーレンがあったので、それに合わせてみると、味の構成がおんなじ。

甘みとフルーツ感が同じ印象で、お互いにアクセントにならず、合わせる面白みがありません。

あれこれありますが、食べ物が入るとワインの良さが出てきますね。

「夏のバカンスでシャトーに滞在するときにロゼが飲みたい。」とシャトー・ジスクールのオーナーが自家用に仕立て始めたワイン、だそうですが、確かにキンキンに冷やして、気軽に飲む、というシーンにはバッチリかもしれません。

夏に飲むとまた印象が違うかも。

ほんのり持っている甘みも、人によっては飲みやすいと感じるのではないでしょうか。

優しく飲みやすいロゼですね。

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