2010/10/23

ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト ボルドー・レゼルブ・スペシアル 白 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1650
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(3)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ・ブランAC:07)\1080
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー地方:D.O.セントラル・ヴァレー:09)\950
(5)マカベオ(スペイン:ムルシア州:イエクラDO:09)\598

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト ボルドー・レゼルブ・スペシアル(白)2008
【外観】
ほんのりグリーンがかった、淡いレモンイエロー。
均一で単調な色調。
輝きはやや強め。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
南国系の甘いフルーツの印象。
爽やかなハーブ香。
酸を感じる青リンゴのような印象。
グラスを回すと、スパイシーさが強くなる。
香りはそれほど強くないが印象的。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
酸味がかなり強めで、スッキリした爽やかさのあるアタック。
アルコールは強め。
スッキリした爽やかなアタックから、酸味が広がり、余韻が続いて後味はキレイなジューシーさが残る。
苦みはあまり感じ無い。

【判定】
淡めでグリーンがかった外観はソーヴィニヨン・ブランっぽい。

香りは、収斂性のある青りんごのような酸の印象と、微妙な樽のニュアンスがボルドーブランっぽい。

味わいは、スレンダーで酸味がしっかりしていて、ソーヴィニヨン・ブラン。
ボルドーか、チリか?

味わいはドライで、フルーティさも少ないので、ニューワールドっぽく無いのだが、最近のチリはドライなタイプも増え

てきたので、何とも微妙。

しかもシンプルな味わいで、単一品種をイメージさせる。

あー、でも香りはとってもボルドーブラン。
どうしよう?

あらためて飲んでみると、やっぱりボルドーブランだ。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル
で、ピンポン

ボルドーブランらしい味わいです。

【総評】
ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト ボルドー・レゼルブ・スペシアル(白)2008
Barons de Rothschild Reserve Speciale Blanc 2008

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル

リカーランドトップで、1650円で購入。

ソツなく、安定した品質レベルを感じるワインです。
ボルドーブランらしさもあって、良いと思うのですが、何かちょっと物足りない感じもします。

微妙にニューワールドっぽい感じもあって、なんでしょうね?ちょっと工業で造られてるような印象。

雑味とかをフィルタリングしてる一方、個性とか旨みも無くしてる、って感じなのかな?

今日の晩ご飯は自家製ぎょうざだったのですが、当たり前ですが合いませんでした。

ストリングチーズにスパイスをふったおつまみを作ったのですが、ワインの方が相手にしてくれません。

結構気難しいワインなのかも?

ちゃんとした料理に合わせてないので、何とも言えませんが、合わせる食事に気を使うタイプかもしれませんね。
何と合わせても、印象がブレないというか、歩み寄らないというか。

カミさんに値段を聞いたら、1680円。
大体合ってますね。

しっかりした品質で、誰でも美味しいって言いそうな、シャープなタイプのボルドー・ブランです。

個人的には何か物足りない部分があるのですが、美味しい事は間違いないと思います。

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