2010/06/03

シャトー・レ・グランド・ヴィーニュ ブラン 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン(スペイン;カスティーリャ・ラ・マンチャ州:DOラ・マンチャ:08)\1140
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\1050
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\890
(4)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ ヴェネチエ I.G.T.:08)\780
(5)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:06)\733

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・レ・グランド・ヴィーニュ ブラン 2008
【外観】
淡い、無色に近いレモンイエロー。
ほんのり黄色のグレー。
わずかにグリーンがかっている。
かがやきは弱く、大人しい外観。
粘性は中庸で脚が出来て早めに消える。

【香り】
パッションフルーツやトロピカルフルーツのような南国系のフルーツ。
少し、フルーツビネガーのような印象。
リンゴのような、シードルのような香り。
グラスを回すとシロップ漬けのモモのような印象。
フルーツ中心だが、少し人工的な香料っぽさを感じる。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味は強く、舌の両脇が痺れる感じ。
ボディはスレンダーで、シャープながら、後味に少し重さを感じる。
アルコール度は高そう。
全体のバランスはあまり良くない。
舌の奥の方でドンと止まって、スムーズに流れてない。
後味は少し苦味が残る。

【判定】
淡い外観は、ソーヴィニヨン・ブランの印象。
香りは、パッションフルーツの印象がソーヴィニヨン・ブランっぽい。
でも一番の特徴の青草香がほとんどない。
ヴァニラの印象が少しあり、全体的に人工的な要素が強い。
味わいはやや粗さがあり、ソーヴィニヨン・ブランっぽい。
残糖が少ないので、伝統産地の印象。
そうなるとボルドーか、スペイン。
これ、単一品種じゃなさそう。
まさにソーヴィニヨン・ブランにミュスカデルが混ざってる感じ。
両方の特徴を感じる。
でも平日にボルドーが開くだろうか・・・

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

この正解はとっても嬉しいですね。

【総評】
シャトー・レ・グランド・ヴィーニュ ブラン 2008
Chateau Les Grandes Vignes Blanc 2008

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル

リカーランドトップで、商品入れ替えセールで、890円で購入。

ちょっと化粧されてるような香りの印象もありますが、全体的によくまとまっているワインだと思います。
最初に感じた飲みにくさも、時間がたつと柔らかく馴染んできました。

カミさんに価格を聞いたら、1680円!
ボルドーというブランドも影響してると思いますが、しっかり辛口で硬派なイメージがカミさん好みみたい。

最初の飲み口は、やや粗雑さを感じるのですが、飲み進むとそれも含めて個性になってきます。

シャンパーニュによくあるような、「旨み」があって、シュールリーで醸造されたミュスカデルをイメージさせますね。
さらにソーヴィニヨン・ブランが、グレープフルーツのような爽やかさを出してます。

今日の晩御飯は、豚キムチ・・・これはさすがに合わないだろ。

試しに合わせてみると、ワインが可哀想!って感じになってしまいます。
ただの水がわりですね。

イタリアンドレッシングのサラダに合わせてみると・・・親ガモの後ろをついていく、コガモのようなイメージ?

強烈な酸味に負けてはいませんが、ヘイヘイついていきます、って感じ。

このワイン、飲んだ瞬間の、ちょっと安そうって印象で、大分損してますね。
香りも時間とともに、ちょっとヘタレてきます。

好きなタイプではありますが、ワインの出来という点では、やはり1000円程度の印象かな~。

ちなみにストリングチーズに合わると、弱点が消えて美味しくなりました。
やはり合わせる料理次第ですかね。

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