2010/03/31
テラ・マター パッソ・デル・ソル カルメネール 2006(ハーフボトル)
テラ・マター パッソ・デル・ソル カルメネール 2006(ハーフボトル)
TerraMater Paso del Sol Carmenere 2006 375ml
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カルメネール
ナチュラルローソンで、ハーフボトル680円で購入。
【外観】
濃く深い透明感のあるルビー。
輝き強く、ねっとりした液面。
色味は黒っぽく落ち着いている。
粘性は中庸、雫に色素が残る。
【香り】
フレッシュな黒い果実。
赤味の肉のような動物香。
グラスを回すと動物香がブワッと広がる。
それが落ち着くと、またカシスやブラックベリーのような果実香。
香りは弱めでやや閉じている。
【味わい】
ミディアムボディ。
残糖は割と少ないセック。
酸味は強く、後味まで残り、ジューシー。
タンニンは溶けていて、まろやか。
わずかに舌の両脇が乾くような印象。
アルコールは強く、後味に出てくる。
全体に軽く、ドライで、フルーティ。
【総評】
フレッシュでジューシーなミディアムボディ。
チリのワインにしてはドライで辛口です。
香りは弱く感じますが、力のありそうなワインなので閉じているだけかもしれません。
ちょっと硫黄の印象があるので、もう少し空気に触れると変わってきそう。
そのまま飲むとちょっと辛い印象なんですが、無駄な甘さが無いので食事に合わせやすそうですね。
今日の晩御飯はナチュラルローソンの、「プレミアム生パスタ グリルチキンのボロネーゼリングイーネ」ちょっと
美味しそう。
このワイン、飲み口の程よい重さと、ドライな味わいがとても食事に合います。
グリルチキンだったので、チリのカルメネールだとちょっと重いかなと思っていたら、思いのほかこのワインが軽め
なので、ちょうど良く合います。
チキンの脂と一緒になると、ワインの持っている甘さが引き出されて、程よく料理をフレッシュにします。
というか、コンビニ弁当のクドい味を、さっぱりとさせてくれます。
カルメネールの印象って、スパイシーなメルローだったり、濃いサンジョヴェーゼだったりしますが、今回は濃いサンジョヴェーゼ。
何と言うか、独特な収斂性のある酸味というか、紹興酒のようなオリエンタルスパイスの印象というか、鳥小屋のようなアニマル香というか。
なかなか良いワインですね。
でも、ハーフ680円ってのは微妙に高いかな~。
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