(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09ヌーヴォー)\2680
(2)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09ヌーヴォー)\2280
(3)シラー(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:09プリムール)\980
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ラ・シテ・ド・カルカソンヌ:09プリムール)\880
(5)ガメイ(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン・ヌーヴォー:09)\890
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
濃く、色鮮やかなピンクのガーネット。
フチのピンクはとても鮮やか。
深い透明感があり、底がギリギリ見えるくらい。
小さな気泡が少し見られる。
粘性は弱い。
【香り】
これ言っちゃいけないと思うんですけど・・乳児のうんち、みたいな醗酵香。
ヌーボーでいつも感じる香り。
それがおさまってきて、フローラル。
ヌーボー特有のセメダインのようなケミカル臭。
香りはやや大人しい。
絞ったブドウみたいな生っぽい果実香。
【味わい】
残糖を少し感じるセック。
ボディはミディアムくらい。
柔らかい酸味と細かいタンニン。
しっかりと渋みをもっている。
後味はやや乾く印象。
少し重い飲み口。
飲み始めと飲み終わりがちょっとチグハグな、微妙にバランスが崩れている感じ。
【判定】
外観からはボージョレは消える。
恐らく、ガメイは無く、シラーかカベルネ、メルロー。
香りは新酒そのもので、これと言って品種を特定できる香りを嗅ぎ取れず。
ただ、飲んだ感じではややヴェジェタルなカベルネの印象がある。
タンニンはメルロー?
ただ、最近シラーとカベルネを良く間違えるので、ここは注意。
でも新酒の香りで覆われているので、品種の特徴が分からない。
渋みでカベルネか、甘みでシラーか。
ファイナルアンサーで、カベルネ、メルローのプリムール
で、ブー!!!
ええ~、デュブッフのヴィラージュ???
【総評】
ジョルジュ・デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2009
Georges Duboeuf Beaujolais-Villages Nouveau 2009
フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ
リカーランドトップで、2280円で購入。
こんなに濃かったっけ??
しかもジョルジュ・デュブッフらしい、華やかさにちょっと欠けているような??
もう少し飲み進むと印象が変わってくるかな?
それにしても、色が濃い。
ガメイでこんなに濃いワインは初めてかも。
そのまま飲むにはやや重いですが、料理と合わせると良さが出てきそうです。
今日の晩御飯は手造りハンバーグ。
赤ワインで作ったソースがかかってます。
ちょうどいいくらいかなと思ったら、ややヌーヴォー独特な香りが邪魔する感じ。
そのあとに合わせた、ウォンカチョコが意外と合いましたね。
キャラメルの感じがいいのかな。
1本飲み干す頃にはこのワインの良さが充分に出てきました。
とにかく、グラスに手が伸びる、というのが一番の評価なのではないでしょうか。
キュートでチャーミングだけど、深みも感じる美味しいボージョレです。
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