E.GUIGAL TAVEL ROSE 2006
フランス:コート・デュ・ローヌ地方:南部地区:タヴェルAC
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ 50%、サンソー30%、クレーレット10%、シラー5%、その他5%
リカーランドトップで、2560円で購入。
【外観】
オレンジ色がかった、やや黒っぽい色合いのロゼ。
ロゼにしては濃い色調で、サーモンピンクを濃くした印象。
粘性はやや強く、脚が多く現れる。
ディスクもやや厚め。
【香り】
やや鉱物質。
なめし革。
ケミカルな印象。
グラスを回すと甘いフルーツ。
ドライフラワー。
冷えているせいか、香りはあまり開いてこない。
【味わい】
セックながらほんのりと残糖を感じる。
かすかな収斂性があり、酸味はしっかりとしている。
ボディは強めで、アルコール度も高い。
余韻もやや長めに続く。
後味はやや舌が乾くような印象もあるが、酸味が残り、ジューシーでもある。
全体に力強い印象。
【総評】
かなり赤ワインに近いテイストのロゼ。
力強く、硬質で、アルコールのパンチもある。
ただ、高い次元でまとまっているので、全体にとてもバランスが良い。
フルーティさを期待すると、やや戸惑ってしまうパワフルさ。
でもとってもいいワイン。
飲み進んで少しワインの温度が上がってきたら、ほんのりとフルーティさも出てきましたが、どちらかというと、ドライな硬質な感じが心地良い印象です。
グルナッシュが50%なんですが、それを知らずに飲んだときの印象はカベルネ系。
余計なフルーティさは無く、理知的で硬派な印象でありながら、柔らかさを感じる。
しかもアルコール度が、13.5%もありながら、全然アルコールが突出してる印象はありません。
温度が上がってきても、ヒンヤリとしたクールな口当たり。
ボディは強いんですが、飲み口はとても軽やか。
飲み進むほどに軽くなってきます。
ただ、食事に合わせるイメージが良く分からないんですよね。
今日の晩御飯かひき肉のカレーだったのですが、全然馴染みませんね。
この位の完成度になると、合わせる料理にも気を使いますが、そんなに香りが特徴的でも強いわけでも無いので、わりと合わせやすいかと思いきや、なかなか神経質です。
チーズなら合うかなと思って、キューブチーズを合わせてみましたが、塩気が邪魔するんですよね。
そのまま飲むか、プレーンなパンとか、塩気の少ない食材だと合うかかもしれません。
このロゼ、香木のような印象的な香りがします。
ややマイナーなテイストというか、内向きな印象の香り。
あまり華やかさとかフルーティさはありません。
個性には好きですが、一般的にロゼに期待する感じとは違うのかも。
でも最後まで美味しいですね。
深みを感じるというか、時代に流されていないというか、ワインの本質を知っているというか。
ギガルのワインはやっぱりいいです。
■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineya/431979/429247/1220321/#377639
※サイトより引用
世界的に有名なバラ色のロゼワイン。アヴィニヨンの北西、ローヌ河がアルプスから運んできた小石が堆積した平坦なぶどう畑に植えられたグルナッシュとサンソー種から造られています。地中海からほとんど距離のない栽培地のため、強い陽射しが照り付け完熟したぶどうの豊かな味わいが特徴。口当たりは辛口だが、トロリとした豊かなアルコールと果実のほのかな甘味が調和したタイプなので、中華料理などには特にお薦め出来ます。
■関連リンク
E.ギガル タヴェル ロゼ 2012
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