2009/07/26

ドミニク・ローラン ガリーグ・プラーヌ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カリニャン(仏:ラングドック地方:コルビエールAC:05)\1580
(2)テンプラニーリョ、ガルナーチャ、マスエロ(スペイン:リオハDOC:06)\1340
(3)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(4)メルロー、カベルネ・フラン(フランス:ボルドー地方:ピュイスガン・サンテミリオンAC:06)\1150

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドミニク・ローラン ガリーグ・プラーヌ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2005
【外観】
赤味の強い、深い透明感のある、濃いルビー色。
フチは赤味が強く、やや青っぽい紫。
タンニンが溶けきれていないようなフチの透明感。
濃い外観ながら深い透明感があり、そこがギリギリ見えるくらい。
粘性は高く、脚が長く残る。

【香り】
鉱物質な鉄のような印象。
赤系のフルーツ。
ややなめし革。
香りはそれほど強くないが、主張の強い印象。
グラスを回すと動物的な印象が強くなる。

【味わい】
セックで、ミディアムボディ。
残糖はほとんど感じられない。
酸味はかなりしっかりしていて、後味はジューシー。
タンニンは細かく、柔らかい。
やや舌の表面が乾くような印象。
アルコール度はそこそこ強い。
余韻も5~6秒は続く感じ。

【判定】
深い透明感のある外観で、ややタンニンが粗い感じ。
ガメイ、ピノ・ノワールでは無さそう。
香りは、サンジョヴェーゼやカリニャンなどの癖のある感じ。
この中ではカリニャンか、カベルネ・フラン。
飲み口はライトからミディアムボディながら、バランスが良い。
ややクールな飲み口。
メルローのようなフルーティさは無い。
カリニャンか、あるいはスペイン。
ちょっと時間が経つと、キャンディ香。
ここで一気にガメイが浮上。
でもガメイは2000年で、9年経っている。
さすがにそれは違うか。
そうなると、カリニャン?
ちなみにこのカリニャンはドミニク・ローラン。
ワインの方向性はモダンな印象があるので、ちょっとそれっぽい。

ファイナルアンサーで、カリニャン
で、ピンポン

危ない、ガメイがもうちょっと若かったら間違えていたかも。

【総評】
ドミニク・ローラン ガリーグ・プラーヌ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2005
Dominique Laurent Garrigues Planes Vieilles Vignes 2005

フランス:ラングドック地方:コルビエールAC
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カリニャン

リカーランドトップで、1580円で購入。

ドミニク・ローランってきっとワイン造りのセンスがいいんでしょうね。
カリニャンって品種自体は、わりと野暮ったい感じですが、全体的には品良くまとまっています。

ただやっぱり、ちょっと濃いというか、フルーティに振りすぎというか。
どの品種でも基本的に同じような印象になってしまう感じがするのですが、今は造り手の個性が前面に出る時代みたいなので、それはしょうがないのもしれませんね。

カリニャンって、ピノ・ノワールとサンジョヴェーゼを足して2で割ったような感じ?

でもピノ・ノワールや、伝統的なサンジョヴェーゼよりは濃いですね。
サンジョヴェーゼっぽい、鉄っぽい収斂性のある酸の印象があります。

今回のカリニャンは、モダンな造りで濃くなったサンジョヴェーゼのようなイメージ。

最初の印象は悪く無いのですが、だんだんと、ちょっと飽きてくるような・・

とはいっても、とても素直な印象があって、美味しいワインです。

カリニャンという品種の特徴を感じられて、しかもセンス良くまとまっている。
ドミニク・ローランというブランドを、この価格で味わえるという点でも、なかなかお買い得ワインですね。

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