2009/04/18

ドン・クリストバル・レッド 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1040
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:07)\877
・メルロー、ボナルダ、サンジョヴェーゼ(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:07)\680

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドン・クリストバル・レッド 2007
【外観】
濃い外観。
深い透明感があって、底がギリギリ見えるくらい。
色味は鮮やかで赤味が強い。
やや青っぽい赤。
黒っぽさもある。
やや濁りも感じる。
粘性はやや強い。

【香り】
赤系のフルーツ。
黒系のフルーツもあるが、フレッシュな感じ。
スパイス。
ヴェジェタル。
グラスを回すとなめし革のような動物香。

【味わい】
ミディアムボディ。
セックで、ややヒンヤリした飲み口。
酸味はしっかりしていて、シャープな印象。
余韻は程よくあり、後味に酸味が残る。
タンニンはしっかり溶けていて、柔らかい。

【判定】
やや赤味が強い外観はカベルネ・ソーヴィニヨンが怪しいか。
多分サンジョヴェーゼはもう少し大人しい色合い。
香りはカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい、グリーン系の香りがある。
カベルネ・ソーヴィニヨンに絞るとボルドーかチリ。
味わいはセックで酸味がしっかりしていて、少し冷たさを感じる。
新世界ワインというよりは伝統産地の印象。
そうなると、ボルドー?

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

なんと、アルゼンチン・・・

【総評】
ドン・クリストバル・レッド 2007
DON CRISTOBAL VINO TINTO 2007

アルゼンチン:メンドーサ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー、ボナルダ、サンジョヴェーゼ

カミさんに価格を聞いたら、安く見ても980円くらいだねって言ってました。
さらに、これはメルローが多いのかな?と、ズバリ当ててました。
確かにこれはメルローだわ。。。
ここのところ4連敗、すっかり自信をなくしてしまいました、トホホ。

とまあ、気を取り直すと、このワインは超コストパフォーマンス高いです。

最初の印象はボルドーっぽさも感じましたが、やはり飲み進むと良く出来たチリカベって感じの印象に変わってきました。
新世界ワインらしい味わいですね。

ベタベタした甘さはありませんが、アルコールの影響と思われる甘い印象があります。
その強いアルコールの印象が若干バランスを崩しています感じです。

メルローのフルーティさに、サンジョヴェーゼが深みを出しているような印象のセパージュですね。
なめし革のような印象はサンジョヴェーゼが入っているからだと思います。
ボナルダという品種に関しては良く分からないので、このワインのどの部分を担当しているか分かりません。
推測でいくと、ボディの部分というか、アルコール度を高める部分というか、裏方に回っているような気がします。

まあ、それにしても680円のワインとは思えないまとまりですね。

果実味主体で濃縮感のある、今どきのまとまりですが、クールさやすっきり感があって最後まで美味しく飲めます。

でもこれだけフルーツ感が強いと、料理に合わせるのはちょっと難しそうです。

今日の晩御飯は鶏のから揚げとポテトサラダ。

鶏のから揚げは、まあまあって感じですが、意外とポテトサラダに合いました。
ちょっとフルーツの入ったポテトサラダになるような合い方ですね。
ちょっとまったりとしたフルーツ感がポテトサラダに合うみたいです。

今風なフルーツ主体のまとまりで、ちょっとクールですっきりとした印象もあって、さらにこの価格。
これは、超お買い得ワインです。

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