2009/03/06

サンタ・アナ エコ カベルネ・ソーヴィニヨン 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・サンジョヴェーゼ、シリエジオーロ、カベルネ・ソーヴィニヨン(伊:トスカーナ州:I.G.T.:04)\1344
・カベルネ・ソーヴィニヨン(アルゼンチン:クージョ地方:サン・ファン州:07)\1180
・グルナッシュ、シラーズ(豪:サウス・オーストラリア州:バロッサ・ヴァレー:07)\924
・ボバル、シラー(スペイン:バレンシア州:DOバレンシア:07)\720

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンタ・アナ エコ カベルネ・ソーヴィニヨン 2007
【外観】
濃い外観。
深い透明感があり、底がうっすらと見えるくらい。
フチの赤味は鮮やかで若々しさを感じる。
輝きもあり、深いルビー色。
粘性はやや強い。
雫に色素が残る。

【香り】
やや閉じたようなケミカル臭。
赤系のフレッシュな果実。
なめし革のような動物香。
グリーン系のスパイス。

【味わい】
セックで、すっきりとした飲み口。
やや軽めのフルボディ。
タンニンもしっかりとあり、酸味も程よくある。
バランスが良い。
余韻は少し長めに続く。

【判定】
外観から、04のサンジョヴェーゼは消える。
やや透明感があり、ニューワールドよりは伝統産地の印象。
香りはカベルネ・ソーヴィニヨン?
あまり強くなく、これといって決定的な要素は見当たらない。
飲み口はセックですっきり。
ニューワールドの印象ではない。
スペインだとボバルとシラー。
あまりシラーっぽくないが、なんとなくスペインっぽい。
オーストラリアのグルナッシュ、シラーでは無さそう。
アルゼンチンのワインって印象でもない。

ファイナルアンサーで、ボバル、シラー
で、ブー

アルゼンチンのカベルネ・ソーヴィニヨンでした。

【総評】
サンタ・アナ エコ カベルネ・ソーヴィニヨン 2007
SANTA ANA ECO CABERNET SAUVIGNON 2007

アルゼンチン:クージョ地方:サン・ファン州
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、1180円で購入。

ネタバレすると、これは完全にカベルネ・ソーヴィニヨン。
こんなの間違えるなんて、って感じ。

オーガニックワインなので、良く見るとわずかに濁りがあって、ナチュラルな印象のワインです。
なんか体に良さそう、って感じ。

しかもバランスが良くて、背筋の伸びた印象のワインです。

最近、我が家的にはアルゼンチンワインの株が急上昇してます。

アルコール度が強い事もあって、最初はあまりフルーティさを感じませんでしたが、食事と合わせるとフルーティさがぐっと強くなってきます。

ボルドーでも最近流行しているみたいですね、フルーティなカベルネ・ソーヴィニヨン。

チャーミングでフルーティなカベルネ・ソーヴィニヨン、というスタイルが最近増えていますが、結局フィニッシュで力強さを感じてしまい、なんだか女装したマッチョマン、みたいな違和感を感じるんですよね。

消費者や評論家が、フルーティさを求めるからでしょうか。
あまり頑固なワインでも生き残れないし、そのあたりは難しいですね。

ちょっと前に樽香全盛の時代がありましたが、結局消費者に反感を買って、最近では樽の使用を押さえたワインが増えている事を考えると、このフルーティさ重視の傾向もこれから変わっていくのかもしれません。

話がそれてしまいましたが、このワインはいいですね。
お買い得だと思います。

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