2009/01/25

カリー マールボロ ピノ・ノワール 2008(ブラインドテイスティング:外す)

・シラー(仏:ローヌ地方:クローズ・エルミタージュ:03)\2780
・ピノ・ノワール(ニュージーランド:南島:マールボロ:08)\1680
・メルロー90%、マルベック10%(仏:ボルドー:プルミエール・コート・ド・ブライAC:04)\1080
・モンテプルチャーノ(イタリア:アブルッツォ州:07)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カリー マールボロ ピノ・ノワール 2008
【外観】
とても明るいルビー色。
底まではっきり見えるくらい。
ピンクっぽさが強く鮮やかな色調。
ディスクは薄い印象で粘性も中程度。

【香り】
なめし革。
オリエンタルスパイス。
枯れた花。
グラスを回すとやや官能的な動物香。
土の印象やスパイスの印象が強い。

【味わい】
ライトボディで軽い口当たり。
酸味が主体で、タンニンはあまり感じない。
後味も柔らかく、あとからアルコールの印象が顔を出す。

【判定】
とても明るい外観なので、ピノ・ノワールかモンテプルチャーノに絞る。
香りはなめし革とスパイス。
ピノ・ノワールっぽくもあるし、イタリアのような気もする。
味わいはかなりライトな印象で、イタリアっぽい。
ただ、ニューワールドのピノ・ノワールなので、そこは油断できない。
少し時間がたつとやや動物香がワイルドになってきて、何となくイタリアっぽさが強くなる。

ファイナルアンサーで、モンテプルチャーノ
で、ブー

ああ、ピノ・ノアールでした・・

【総評】
カリー マールボロ ピノ・ノワール 2008
CULLEY MARLBOROUGH PINOT NOIR 2008
オススメ!
ニュージーランド:南島:マールボロ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1680円で購入。

土の香りに様々なスパイスの印象。
厚みがあって、ワイルドさを感じる香りです。
そこにカラメルのような甘い印象も加わって、ブルゴーニュのピノ・ノワールとは違う個性を発揮していますね。

渋みが抑えられているので、赤ワインが苦手な人でも美味しく飲めそうです。

2008年という、ほとんどヌーボーのような若いワインなので、出来立てのようなフレッシュさがあります。
ちょっと表現が悪いですが、ドブロクのような、熟成途中の生っぽい感じとでもいうのでしょうか。

ほのかな甘みと、フレッシュジュースのようなカジュアルな飲み口なので、ワンランク下のワインに感じてしまいますね。

というかやっぱりヌーボーみたい。

南半球の2008なので、北半球に比べて半年前に収穫しているのですが、ヌーボーっぽさはいなめないですね。

フレッシュでジューシーでカジュアルなピノ・ノワールとしては美味しいのではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452058/832546/

※サイトより引用
■ 産地:マールボロ C.O.
■ 葡萄品種:ピノ・ノワール100%
■ 醗酵:4日間のマセラシオン
■ 熟成:フレンチバリック7ヶ月熟成(新樽15%)
ベリーとスパイスのフレーバーがバランスよく現れる。シルキーな口当たり、心地よいフィニッシュ。食事との相性抜群。まるでラズベリーを頬張っているような果実感と柔らかい口あたりをお楽しみ下さい。

さすがにプロのコメントは違います。
まさに、フレッシュな果実を口に含んだような感じですね。
女性に受けそうな味わいです。

【次の日のコメント】
まだまだ飲めるというか美味しくなっているような気がします。
なんか、どこかで嗅いだことのある印象の香りなので、カミさんに聞いてみたら、カンパリ。
なるほど、ちょっとケミカルかな、と思ったのですが複雑なスパイス香って印象でしょうか。
晩御飯の餃子にも良く合っていて、中華料理に合いそうな香りです。
やはりこのワイン、なかなか良いですね。

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