・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・シラー(伊:シチリア州)\1250
・メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン15%(仏:ボルドー)\1080
・プリミティーヴォ(伊:プーリア州)\698
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
濃い外観。
深い透明感で、底がうっすらと見える。
黒っぽい紫で、フチの赤味は強い。
粘性は強く、脚が多く現れる。
【香り】
イーストのような発酵香。
黒系の果実。
ブルーベリーのような感じ。
なめし革くらいの動物香。
グラスを回すとスパイス香が強く出る。
香りは全体的に濃縮感がある。
【味わい】
残糖の印象はほとんど無い。
酸味がしっかりとしていて、タンニンも強い。
アルコール度も強く、ボディがしっかりとしている印象。
かなりセックな印象で、フルーティさは少ない。
ちょっと舌が痺れるような辛さ。
余韻は案外短いかな。
【判定】
外観からは、メルローとシラー。
色の印象などは、どちらかというとシラーっぽさを感じる。
香りはまず、イースト香。
アルコール度が強めで、繊細な香りを覆っているように感じる。
まだ香りが閉じている印象がある。
香りの印象では、メルローとカベルネ・ソーヴィニヨン。
飲み口はかなりの辛口ながら、慣れるとほんのりフルーティさも感じる。
甘さをほとんど感じないので、シラーではないかな?
ただ、トータルの印象ではやや新世界っぽさがあって、イタリアのシラーってのがとても気になる。
価格帯のイメージでは、1500円以上の印象なので、やはりボルドーかイタリアのシラーのどちらかに絞りこむ。
時間とともに香りはスパイシーになってきた。
でも茎のようなグリーンっぽさがあるので、やはりシラーじゃないと思うな。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー
シラーでした。。。
【総評】
ブリッコ・アル・ソーレ シラー 2006
Bricco al Sole Syrah 2006
イタリア:シチリア州:トラパニ地区(シチリアIGT)
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー
リカーランドトップで、1250円で購入。
■ワインデータ
格付け:シチリアIGT
生産地域:シチリア州、トラパニ地区
ぶどう品種:100% シラー
アルコール度数:13.00%
色:ルビーレッド
ボディ:ミディアムボディ
テイスティング:シチリア島でオーガニックで栽培されたシラー種のぶどうで造られました。ブラックベリーやプラムの果実の凝縮感あるアロマ。バランスの良いタンニンがあり、芳醇でフルーティな味わい。
適温:16-18℃
料理:肉のロースト、ジビエ
※日欧商事さん、ホームページより
残念ながら、熟成方法や残糖、酸量は分かりません。
オーガニックで、シチリアの暖かいところで出来たシラーというのがポイントでしょうか。
時間がたつとカラメルのような印象も出てきたので、樽で熟成しているのかな?
あと、オーガニックという点では、やや熟成途中のような、ヌーボーっぽいような感じがそうなのかな?
グラスが空になっても、カラメルっぽい焦げ臭が残るのは、ワインが力強い証拠でしょうか。
フランスのシラーともオーストラリアのシラーズとも違う、イタリアのシラーはなかなか興味深い味わいがしますね。
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