・シャルドネ(シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ)\1680
・ヴァン・ド・ターブル(ジョルジュ デュブッフ)\698
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
かなり淡い色調。
ほんのり黄色がかったグレーって感じ。
艶っぽさと輝きがある。
粘性もあり、後から脚が下りてくる感じ。
【香り】
強いミネラル香。
ややスモーキーさと相まって、フリンティな印象。
フルーツはレモンや青りんごの柑橘系。
しかもやや抵抗感を感じるフルーツ香。
抵抗感ってのはスモーキーな印象だったり、ミネラルの印象だったりするのかもしれない。
グラスを回すと発酵香がたってくる。
ややチーズっぽいというか。
ちょっと時間がたつとヴァニラとアプリコットのような印象も出てくる。
【味わい】
セックで酸味が効いているが、ボディはやや膨らみを感じる、厚みのある味わい。
ちょっと苦味を感じる。
余韻はそこそこあり、後味が印象的に続く。
【判定】
見た目はかなり上質なワインの印象。
ヴァン・ド・ターブルでは無さそう。
香りはまさにシャブリ。
樽の印象は弱く、シャブリらしい、柑橘系やフリンティな印象もある。
飲み口はとても懐かしい、一昔前のシャブリの印象。
久しぶりにシャブリ飲んだ、って感じ。
そうそう、こういう味だったんだよね、シャブリって、いやー懐かしいって感じ。
これでシャブリじゃなかったらどうしよう。
ファイナルアンサーで、シャブリ
で、ピンポン
これ、予想以上にいいです!
【総評】
シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ 2006
CHABLIS LA CUVEE DEPAQUIT 2006
フランス:ブルゴーニュ:ACシャブリ
アルコール度:12.5%
大丸ピーコックで、1680円で購入。
15年前くらいのシャブリが好きだった人には懐かしく感じるんじゃないでしょうか。
ヴァニラやアプリコットなどのモダンなアプローチも入っていて、とてもセンスを感じるシャブリです。
久しぶりにおいしいシャブリにあたったのと、懐かしさを感じるのみ口に、ちょっと感動すら感じますね。
これが1680円なので、完全に買い置き候補です。
飲み進むとモダンなアプローチの印象が強くなりますね。
一昔前のシャブリに比べると、飲み口がとても柔らかく、すいすいと飲めてしまいます。
気がつくと、あっという間に1本無くなってしまってました。
また機会があったらレポートしたいと思います。
■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452051/452062/545040/688449/#705802
※サイトより引用
【生産地域】
ブルゴーニュ、ヨンヌ県シャブリ地方。ヴィヴィエール、ベリュ、シシェ、シャブリの村々に位置するぶどう畑。5~20度と緩やかな傾斜にブドウが植えられており、それぞれが多様性を持った地域。
【地質】
上ジェラ紀に形成された、貝殻の化石、粘土、石灰を含んだミネラル豊富な土壌。場所によっては泥灰土が少なく、非常に力強い個性を持った土壌もある。畑は様々な場所に点在しており、多種多様な個性が表れる。
【醸造】
機械収穫。加圧自動調整圧搾。マセレーションを行った後、100%温度調整されたステンレススチールタンクで発酵。発酵のあらゆる段階で、シャブリの特長であるシトラス、トロピカルフルーツといった果実感やサンザシのような花の香り、ミネラルを持った味わいをいかに表現できるかを努力してます。
2 件のコメント:
はじめまして
一昨日ローソンで値段が1000円だったので衝動買いをしてしまってから、裏のラベルがはがれていたことに気がつき、飲む段になってから、やや不安を感じ膝に抱えたまま検索をかけていたところ、こちらに辿り着きました。
色味が黄色にグレーがかかったようなという表現の通りなので、きっと大丈夫!!と口にしました。←シロウトなのでなにか心配だった(笑)
ウィリアムフェーブルが好きなタイプなので、これはちょっと違うタイプだけどどうしよう、と言った感じなのですが、一昔前のシャブリだ、ということですので、にわかシャブリ派としては勉強になった一本です。
大変参考になりました。
Jさん、コメントありがとうございます。
ワインマニアの間では、シャブリの話になると、やたらヒートアップすることがありますが、いわゆるシャブリらしさが何なのか、というのが常に議論の中心になりますね。
もうだいぶ前に飲んだので、どんな味だったのか忘れてしまいましたが、あらためてまた飲んでみたくなりました。
最新のものも飲んだらまた感想をアップしたいと思います。
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