2007/12/13

パスクア ヴァルポリチェッラ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039
・バボル、シラー(ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア)\768
・コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ(ヴァルポリチェッラ)\898

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

パスクア ヴァルポリチェッラ 2005 ボトル ラベル
【外観】
明るく、透明度が高い。
底がはっきり見える程度。
落ち着いた、やや黒っぽい紫。
粘性は割りとあって、まっすぐ何本も脚が現れる。

【香り】
なめし革の香り。
少しケミカルな印象。
フルーツも花の印象もやや弱い。
フルーツはチェリーくらいで、ややグリーンっぽい、茎のようなニュアンスもある。
全体に香りは弱め。

【味わい】
ライトボディで、フルーティ。
タンニンは控えめ、酸はわりと効いている。
甘さはほとんど感じず、セックな飲み口。
余韻は短いが細く続く感じ。
やや後味に渋みが残る印象。

【判定】
外観では、カベルネ・ソーヴィニヨンが外れる。
香りの印象は、動物的でちょっと土っぽい。
ただ、生肉の方向ではなく、加工された、やや枯れた動物香で、少しグリーンっぽいスパイスのようなニュアンスも含まれる。
この段階ではイタリアもスペインも両方ともあるかな。
飲み口はとてもライト。
すっきりとしていて、セック。
かなりアバウトな印象だが、スペイン的ではないような気がする。

ファイナルアンサーで、ヴァルポリチェッラ
で、ピンポン

今回は産地当てですね。

【総評】
パスクア ヴァルポリチェッラ 2005
PASQUA VALPOLICELLLA 2005

イタリア:ヴェネト州:
ブドウ品種:コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ
アルコール度:12%

グルメシティで、898円で購入。

いくつか食べ物に合わせてみました。

ジャーマンポテト(ジャガイモ、ベーコン、玉ねぎを炒めたもの)は相性抜群。
ワインが活き活きとしてきて、両方おいしくいただける。

カレー粉で風味をつけた鶏のフリッターだと、ちょっとちぐはぐな感じ。
カレー粉が強調されて、ワインのバランスも崩れる。

タルタルは双方お構いなしって感じだが、やはりワインをゆでた卵と合わせるとちょっと気持ち悪い。(固定観念でしょうか)

ビーフジャーキーは、ややワインの軽さや甘い部分が強調される。

ちなみに、白米をしっかり咀嚼して甘みを出したところに合わせると、意外と悪くない。
ちょっと不思議なコラボレーションが生まれますね。
(あまりおすすめ出来ませんが)

キムチにはまったく敵わず、水のようになる。

山椒のきいた昆布の佃煮に合わせると、生臭くなって気持ち悪い。

このワイン、悪くないですね。
1000円に近いという価格が微妙ではありますが、宴会で飲むにはいいかもしれません。
もちろん、彼女と二人で飲む、というレベルではありませんけど。

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