ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア(赤)2006
GANDIA MARQUES DEL TURIA Bobal-Syrah 2006
スペイン:バレンシアD.O.
アルコール度:12.5%
グルメシティで、768円で購入。
【外観】
やや黒っぽいルビー色。
深い透明感がある。
粘性はややあり、脚が多く現れる。
雫に少しタンニンが残る。
【香り】
ブラックチェリーからカシス。
ややヴェジェタルな、グリーンぽい香り。
タバコのような香りとやや焦げ臭。
グラスを回すと動物香が強くなる。
土っぽい、濡れた動物のようなややワイルドな動物香。
ただ、フレッシュな果実の印象があって、全体に爽やかさを与えている。
【味わい】
フルーティですっきりとした爽やかな飲み口。
酸味とタンニンのバランスが良く、フレッシュ感を出している。
ミディアムボディで、甘さはほとんどなく、セックな味わい。
余韻は短いがすっきりとした印象の良い後味。
【総評】
最近のスペインワインは、低価格でも良いものが多いですね。
ワイン文化の深さというか、底力を感じます。
このワイン、最近の低価格ワインの中ではTOP5には入るんじゃないでしょうか。
香りには深みがあって、飲み口はとてもクリアですっきりとしてます。
しかも弱さや水っぽさはまったく無く、とてもしっかりとした印象のワインです。
軽い飲み口なので、家庭料理にも合うかなと思い、いろいろと合わせてみましたが、意外と神経質な感じであまり許容範囲は広くありません。
煮物やてんぷらはともかく、カレーには合うかと思って合わせてみると、ややワインが強く硬く感じるように変化します。
いわゆる小麦粉炒め系の欧風のカレーだとダメなのかもしれません。
ひき肉やカレー粉を使ったカレーだと合うかもしれませんが、ちょっと予想がつかない感じですね。
ワインだけで飲んでいるととてもバランスがいいのですが、食べ物と合わせると急に自己主張を始めて、バランスが崩れるような感じを受けます。
それでも肉には相性がいいみたいなので、家庭の肉料理だったら大体カバーできるような気がします。
ちなみ本日合わせてみたものでは、ちくわのてんぷらとは相性が最悪でした。
煮た大根とイカも、もちろんアウト。
ちなみにベルキューブのチーズをつまみに出して、「ハム」と「オニオン」に合わせてみたところ、なんとこれがあまり合わない。
双方がどーんと重くなってしまう感じになってしまいます。
ただ、両方が重なって厚みが出るという点では、この感じが好きな人もいるでしょうから、絶対合わないとは言えませんね。
とにかくこのワインはおすすめの1本です。
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